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1級2級管工事のコツ

蛇口(給水用具)で必要な水圧【30-50.70kPa】0.0.3-0.05MPa0.07MPa

 

衛生器具で蛇口(給水用具)で必要な最低の水圧があるそうですが、

よくわからん。

 

という疑問にお答えします。

初めに結論

A:(フラッシュバルブで70kPa単水栓で30kPa-50kPa)

この記事では

  • 水栓の最低の水圧がわかる
  • kPaキロパスカルとメガパスカルMPaの違いがわかる

 

本記事の内容

  • フラッシュ70kPa単水栓50kPaです
  • 三階直結給水と水圧が弱いワケ

フラッシュ70kPa単水栓50kPaです

  • 単水栓(1個の蛇口)30kPa(0.03MPa)
  • 一般的な水栓50kPa(0.05MPa)
  • フラッシュなら水栓70kPa(0.07MPa)

(フラッシュ≒駅や公共施設の昔ながらの横の棒を押すトイレ=)

 

なにこの単位?

SI単位での圧力の値ですMPa(メガパスカル)

kPa(キロパスカル)と呼びます

以前はSI単位という基準のまえはkgf/cm2

(きろぐらむふぉーすぱーへいほうせんちめーとる)

という単位を使っていました。

0.2MPa≒2kgf/CM2でした

なので古い(失礼)人は

2キロあるね!とかいいます。

なので注意が必要です(変換の)

 

器具末端で普通に使う水圧について

まあ夜中にうだうだ水圧について考えてみたんですが、

管工事の教科書だと、フラッシュバルブで70kPa単水栓で30kPa

の水圧がいりますよーと教わるですが、

ネットで器具売ってる会社だと

まあ、ある程度の安全域を

彼らなりに見込んでいるのか単水栓でも50kPa

くらいでよろしくー

と書いてあります。

  • 50kPa=0.05MPaです

(いちいちpを大文字にするのだるいです)

で、

では水道屋さんの安全域を事前に算出する場合

は、一番のネックは

階高と末端最高位での器具の出水不良かと、

同時使用だなんだももちろんなんですが、

単純に

  • 水頭(ヘッド)水柱

階高なにさ?というのは

一階より二階の方が水が出にくいから

気をつけてねという話です。

なにをどの程度気をつけていけばいいの?

という部分ですが、

大体一階から二階まで約3メートルくらいの

高さはあります。多分

3階だと6メートル、

4階だと9メートル、

ざっくり計算で一番圧力損失の原因は「高さ」ですから

  • 2F→3m
  • 3F→6m
  • 4F→9m
重力9.8m毎秒毎秒にあらがうわけです

GL1Fの土んとこで水頭約20m薬0.2MPaだと

4Fでは20-9で11m≒0.11MPaということです

となり、その分お水が出にくくなるという、

いわゆるリスクが高まる。

?何の?

  • 取水不良

この時高さで考えておかないといけないのが

あと2つありまして、

大事なのは

  • 同時使用を考える

一階地面までの水道の道路の中から地面までの高さ、大体1.2メートル

あと、器具の高さ、1.5メートル、これが仮に

天井配管だった場合のケースを踏まえ

2.8で換算

つまり階高分プラス、2.8と1.2を足して4メートル

例え1階でも4メートルの損失水頭、つまり

高さでのロスを見込む必要があると思われます。

2階で4たす3で7メートル

3階で10メートル

4階で14メートル

結構な損失水頭なのだなあと、

で、その末端で、給水用具の同時使用や摩擦損失など曲がり、

バルブや量水器などの直管換算を全く無視した値ですが

仮に3階建天井配管の末端が給湯器であった場合

50kPa確保したほうがいいですよね

という部分を計算しておくですとか、

水道事業者へ水圧の調査を依頼するですとか、

現地の仮設水道でその一階のグランドレベルで

大体水圧はどのくらいあるのか

などの確認方法があります。

昔はなかなか水圧、水量を確保しづらいことが

多く、受水槽方式が

一般的だったそうですが、

今は都市部では、受水槽なしの直結直圧式が

一般的らしいです。

とはいえ、給水システムというと大げさですが

きちんと、お施主さんや建築さんと打ち合わせを行い、

時として水道事業者さんと連携して

使用者さんが

安心して使えるアドバイスを出来るように

なればいいのではないかと思います。

大体新しい買い物をするときは

色々盛り上がって、いいものをつけてくださるのは

まったくもってありがたい話なのですが、

いざつけてみたが使えないでは

あんまりなので、

水をぶっかけない程度に上手くお話できたら

いいです。ハイ

まあ、体裁トークはさておき、

話は戻りまして、

3階10メートルの損失水頭で50kPaを確保するには。

三階直結給水と水圧が弱いワケ

 

 

水理計算ってほどのしっかりしたものではないですが、

見ての通り

20mの水頭に対し、

3階の屋上(天井配管部分で)

約水頭で10mを切る値まで来ています

なので、10m=0.1MPa=100kpa

となり、あんまり強い水栓はもとより

2個以上の水栓を同時に使うと水の出は

さらに悪くなります。

この話は1個の水栓の話だけでしたが、

同時に使用(同時使用)を考えると

より条件は悪くなるということです。

お分かりいただけますでしょうか。

関連記事で水理計算のサンプルとか書いています。

よろしければどうぞ!

水理計算エクセルをフリーであるといいと思い作ってみた 水理計算エクセルをフリーであるといいな! という方向けへの記事となります。 ☑無料で公開してます...

 

 

 

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