1級2級管工事のコツ

下水のライニング工法【わかった!】

 

 

 

 

下水の本管と取り付け管のライニングってなんだ?

という方向けへの記事となります。


はじめに結論:FRP樹脂などで既設管の内側を塗って長持ちさせる

この記事では

  • 下水のライニングの理由がわかる
  • 下水のライニングの種類がわかる

本記事の内容

  • なんで下水のライニングが必要か腐食劣化
  • 種類と例
  • 施工上の問題点

 

 

なんで下水のライニングが必要か腐食劣化

 

錆び(イメージ)錆び(イメージ)


下水のライニングが必要なのは腐食劣化があるからです。


その他の配管よりも排水の配管は腐食劣化しやすい配管です。


理由は「硫化水素」です。

また、家庭の油や、工事業者のモルタルなどもありますが、

主に硫化水素です。


硫化水素のガスはそのもので死亡事故の起きるくらい危険なガスですが

※そのために国指定の技能講習もあり下水道の役所の外回りの人はほぼ全員取得義務があるくらい。酸素欠乏及び硫化水素危険作業主任者技能講習

それだけでなく、

主にコンクリート管(ヒューム管HP)を腐食させます。

 

 

種類と例

 

下水の本管は

ご存じかもしれませんが図のように

  合流 分流
汚水管 φ250以上 φ200以上
雨水管 なし φ200以上


合流で250φ以上分流で200φ以上ですが

 

 

その前に宅内のお公共汚水桝から

取付管という管で接続されています。


ライニングにもそれらの管の太さにより

工法が異なります。


FRPなどのライニングは比較的小さい径

※FRP:繊維強化プラスチック)

取付管→から本管までの管で行われます。

下水本管よりも太い施設などでは


FRPだけでなくプライマー樹脂などの工法もあります。

  • FRP
  • プライマー樹脂

 


引用URLhttps://shigeru-kk.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/34981c779559b8d71336a1f8d1ef3af7.pdf


下水道施設などでは人が入って施工しますが、

取付管や本管は15-30センチくらいなので

人が入れません。


その場合ライナーという機械を汚水桝から入れて施工をおこなったりします。


引用URLhttp://www.frp-method.jp/torituke.html

 

そのほかにはスプレーで樹脂を吹き付ける工法もあります。

下水道施設など大きい場所では

モルタルなどでライニングというか修復となりますが、広義のライニングも行います。
引用URL
http://www.psa-net.gr.jp/ps_lining.html

 

大手さんだと


樹脂の吹き付けののち樹脂シートの貼り付けで対応しているところもあります。


引用URL
https://www.eslontimes.com/system/items-view/70/

 

施工上の問題点


ここで最小の径の話に戻りますが、


首都圏のみかもしれませんが、公共汚水桝のライニングが


できない場合があります。

理由はすでにコンクリートでなく塩ビの公共汚水桝に

変更されている場合です。

腐食はないのですが、その分

先ほどの

本管などは横引きの管として20センチなど

の管と違い縦のますの径が20センチなので

取付管が陶管などのときに施工が困難になるという部分がもんだとしてあります。


コンクリ汚水桝ですとだいた35センチから50センちあるので

ライニングの部材がありますが

 

 


コンクリます→陶管(取り付け管)→本管(陶管、ヒューム管)


前提の話ですが

 

小口径塩ビます→陶管(取り付け管)→本管(陶管、ヒューム管)


だと取り付け管のライニング施工ができなくなるので

古い?コンクリますを使用する必要があります。

関連記事もありますのでよろしければどうぞ

 

排水設備の設計の考え方をおさらい【初心者向け】

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