という方向けへの記事となります。
はじめに結論
宅内埋設排水管の深さは宅内土かぶりで20センチ
この記事では
- 排水設備責任技術者の話が聞ける
- 実際なにがこの基準で守られようとしているかが聞ける
本記事の内容
- 配管がだめにならないため
- 下水道の道路の本管の場合は?1m-1.2m-3,4m
- 起点の深さの最低基準が敷地とルートにもたらすもの
配管がだめにならないため
管の深さは宅内では20センチの深さ
路盤~管の上端まで
確保する必要があります。
下水道の宅内の配管するひとは
最低のルールとして知っています。
当然施工ですから満点でないときもあるのですが、
浅くするときは
他の管が勾配により施工不可な場合もありますから
ただし原則は20センチ以上となります。
どうやら座屈(管が重さ)により壊れること
を避けるようで、もともとは道路関係の書籍をベースに
決められた基準とのことです。
下水道の道路の本管の場合は?1m-1.2m-3,4m
車両が乗る場合は60-70センチ以上
下水本管なら浅い場合もあるが
1メートルから1.2メートル以上
深いときは3-4メートルのときもあります。
土かぶりというのは路盤仕上がり面から
管の天端(てんば),上ずらまでとなります。
起点の深さの最低基準が敷地とルートにもたらすもの
下水道の管は宅内も道路もそうですが、
勾配が付いていて
その勾配により汚水と雑排水と雨水が流れていきます
なので、
距離が長いと排水の管は規定の勾配があるためどんどん深くなる
という現象があります。
時として問題ともなります。
勾配の規定のルールとは(雨水、合流ケース)
面積 | 管のサイズ(直径) | 規定勾配 | |
200平米未満 | φ100 | 2%以上 | |
400平米未満 | φ125 | 1.7%以上 | |
600平米未満 | φ180 | 1.5%以上 | 無いのでφ200を使う |
600平米以上1500未満 | φ200 | 1.2%以上 | |
2500未満 | φ230以上 | 1.0%以上 | 無いのでφ250を使う |
汚水単独はまた別ルールがあります
高さ*100/距離=勾配
12cm+100/600cm=0.02→2%
— facilitieees_memo (@setubieee) November 23, 2024
公共汚水桝の深さや本管の深さより浅くするジレンマ
下水道で公共下水道はさら地以外は公共汚水桝と下水道本管があります
深さの関係は自然流下(勾配で流れる方式)なので遠くなると深くなりますから
深さ(高さ)=宅内排水設備最終ます<公共汚水桝<下水道本管土被り+α
となります。
写真と図にするとこんな感じ
断面的にはこうなるので、取り付け管の距離がAまでとBまでが同じ距離だとバランスよく勾配が取りやすいが、ケースによっては下水道本管がどちらかに偏ることもある、そういう場合にはますに工夫が必要 pic.twitter.com/zfhDNnmkCO
— facilitieees_memo (@setubieee) June 22, 2019
なので、
敷地が大きいとルートを気を付けないと深さが足りなくなる
という問題が発生します。
解決策としては
- 公共汚水桝を深くする
- 下水道本管を深くする
- 宅内のルートを再度検討する
- 下水道管理者との協議をする
- お施主様に許可を取る
となります。
RCなどでは20センチで足りなくなる構造上の事情があります
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