最近現場で水道管の年数を知りたいけど
自分で調べられるの!?
という方向けへの記事となります。
はじめに結論 水道局の管理図で大体わかる、道路は配水管(公設管)、宅内は給水管(私設管)は委任状とか必要のときもありますエリアにより訪問のみで知れる範囲は限られますので注意しましょう
この記事では
本記事の内容
- 水道管の年数の調べ方
- 水道局での情報取得が基本
- インターネットでの閲覧も可能
- 調査で確認すべきポイント
- 現地調査との照合が必要
- 個人情報の制限について
- 専門業者への相談も有効
水道管の年数の調べ方
水道管の年数を調べるには、各自治体の水道局で管理している「水道管管理図」を確認することが最も確実で効率的です。
大体この配水管の布設年度ふせつねんどと管種かんしゅと口径は?と訪ねるだけです
この管理図には、道路に埋設されている配水管の設置年度や材質、口径といった詳細な情報が記載されています。
水道局での情報取得が基本
水道管の年数を知るためには、まず最寄りの水道局に問い合わせることから始めましょう。水道局では、道路に埋設されている配水管(水道本管)の布設年度を記録した管理図面を保管しています。
電話だとつたわり難いので訪問でグーグルマップか案内図があるといいでしょう
配水管の位置・口径、給水管の位置・口径、水道といった情報が含まれており、この管理図を閲覧することで、その地域の水道管がいつ設置されたのかを把握できます。
多くの自治体では、水道管管理図の閲覧サービスを提供しており、コピー・閲覧の手数料はかかりません(無料)。ただし、重要施設の情報については、本人確認のために身分証明書の提示が求められる場合があります。
インターネットでの閲覧も可能
近年では、多くの自治体がインターネット上で水道管管理図の閲覧サービスを提供しています。水道管管理図電子閲覧システムを利用することで、自宅にいながら水道管の年数を調べることが可能です。
インターネット閲覧を利用する場合、事前に利用登録が必要な自治体もあります。利用者IDとパスワードの発行が必要になることがあるため、各自治体の水道局ホームページで手続き方法を確認しましょう。
調査で確認すべきポイント
水道管の年数調査を行う際は、以下の項目を重点的に確認することが重要です。
配水管の基本情報 道路に埋設されている配水管(水道本管)の布設年度、材質、口径を確認します。一般的に配水管は直径100~300ミリメートル程度の太い管で、鋳鉄管やダクタイル鋳鉄管などが使用されています。
給水管の接続状況 配水管から各家庭に引き込まれている給水管についても、設置年度や材質を確認できる場合があります。給水管は直径20~75ミリメートル程度で、ステンレス管やポリエチレン管などが使用されることが多いです。
管の更新計画 古い水道管については、自治体の更新計画があるかどうかも重要な情報です。計画的な更新が予定されている場合、その時期や工事内容についても水道局で確認できます。
現地調査との照合が必要
水道管管理図の情報だけでなく、実際の現地状況との照合も大切です。図面上の情報と現地の状況が異なる場合があるため、必要に応じて現地確認も行いましょう。特に古い住宅地では、過去の工事や改修により、管理図と実際の埋設状況が異なるケースがあります。
個人情報の制限について
水道管の年数調査を行う際は、個人情報の取り扱いに注意が必要です。水道使用者等以外の方には、原則として提供できません(個人情報の目的外提供に該当するため)という制限があります。
そのため、一般的に公開されている「閲覧用水道管管理図」は、個人情報を除いた形で提供されます。これには配水管の位置や口径、材質、布設年度などの情報は含まれていますが、個人の住所や水道番号などの情報は非表示となっています。
専門業者への相談も有効
水道管の年数調査が複雑な場合や、詳細な調査が必要な場合は、指定給水装置工事事業者に相談することも効果的です。水道局から指定を受けた業者であれば、給水装置に関わる工事を適正に行えるとみなせます。
専門業者は水道管の調査に慣れており、管理図の読み方や現地調査の方法について詳しいアドバイスを提供してくれます。また、水道管の年数だけでなく、将来の更新時期や工事費用についても相談できるため、長期的な計画を立てる上で有用です。
水道管の年数を正確に把握することで、将来の更新時期を予測し、適切な維持管理計画を立てることができます。まずは最寄りの水道局への問い合わせから始めて、必要な情報を効率的に収集しましょう。
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