ドロップ枡ってあるらしいけど、
いったいなんだろう?
どうなっているんだろう?
という方向けへの記事となります。
この記事ではドロップ桝の構造や
使う場所などがわかります。
図と簡単な解説で塩ビのますの説明です
初心者向けですが、排水の段差のある場所での
配管の工夫が知ることができます。
ああ、ドロップ桝ねとあなたも明日から
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はじめに結論
- 地盤の落差を解消するます
- 立下りと継手で配管(ますとしてはじめて成立する)
- 底部有孔ますともいう
本記事の内容
- ドロップ枡の仕組みは
- 落差と最小落差
- 排水設備のドロップ枡は
ドロップ枡の仕組みは
断面でみると「タテT字」に配管が可能です。
通常は「ヨコT字」にますはいける(設置します)
が、ドロップ桝はタテT字に設置されます。
なぜなら「落差」(≒段差)のある場所に設置されるからです。
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/724991b95fcf1be18c7357916fcdb7a2-300x300.png)
ますのドスンと落ちた部分の
「ドスン」の部分です。
ドロップ桝はだいたい塩ビでこのようなかたちでできています
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/508dd14840840d03a9061dc0946ad047-300x169.png)
落差のあるところへドスンと排水を落とすので
タテのT字になります。
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/13d81e47e17fff325f4c6a711b208ad2-300x300.png)
排水は図のように「よこから入って」
「下へ出る」
というかたちとなります。
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/80a2d150a1c54ce4b1129877a876a94b-300x300.png)
もうすこし実際の配管よりの漫画にしました。
実際は「ます」と「横からの管」と「下へ落ちる管」
と「ますの機能の一つである「掃除」「維持管理」などに使う「立ち上がり管」」
の3種となります。
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/d8cc9c46b458b19c0b5a997bee37402e-300x300.png)
地面からみえる丸いプラスチックのフタはGL(地盤面)から
観察可能です。
必要とあれば開けて流れの確認や、つまりの際に高圧洗浄など
をかけます。
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/fa0ee090ccefd767d3134dda2f7ddaf9-300x300.png)
では、その先の落差のある部分の下は
どうなっているのでしょう。
図のように、DL(90度エルボ)という継ぎ手
などで配管される場合が多いです。
ドスン!と落としてまた横に配管していきます。
なかなか大変ですね、継ぎ手だけで落とせば楽では?
という意見もあるかもしれませんが、
まがったり(今回はタテ方向)、他の管が交わったり
する場合は「ます」を入れるのがルールなのでそうします。
理由は主に「つまり」と「逆流防止」などの維持管理です。
落差と最小落差
落差はヨコのラインのたかさで出します。
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/b4b3e638e3648c435c698e027d2e9097-300x169.png)
落差は図のように横の管(横主管という)
から、
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/ecdd2fe136376ba79b7870e355929b17-300x169.png)
ドスンの先の横の管(横主管という)
までの差になります。
長さ、高さ、
最小落差ですが、
φ100の管ですと約20センチは最低必要です。
ドロップ桝とDL継ぎ手の構造上、間のタテの管を短くしても
そのくらいは必要となります。
下水道事業者の規定とは別の実配管の(物理的な限界)となります。
コンクリの昔ながらのドロップ桝では不明です。
排水設備のドロップ枡は
下水道管理者(≒下水道局)
毎に微妙にルールの違いはあれど、
排水設備のテキストあたりに書いてあります。
「排水設備工事責任技術者テキスト」
今は薄緑の本、ちょい前は青いペラペラのテキスト
やっと最新の本で塩ビのドロップ桝が出てきました。
なので、教科書の世界は実施工と反映までの「落差?}
時間差があります。(古いのはコンクリマスしか記載がないのでわかりにくい)
話はもどりますが、排水設備の世界
「施工の世界」と多少?誤差がある世界
では、「設計」の「特殊ます」
という部分で登場します。
ドロップ桝、底部有孔ます(ていぶゆうこうます)
という部分です。
この子達の生息区域は「宅内」です。
土中(どちゅう)です
ドロップ桝は落差のある土中に生息
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/0de60df3884fdef20a5a94b4413a2c10-300x169.png)
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/cc480e3ffce673271b4dad32134fc215-300x169.png)
「屋内」でも「道路上」でもありません。
ドスン径の生息区域と呼び名(ていぶゆうこうますは地域により違うかもしれません)
屋内 | 宅内土中 | 道路土中 | |
ドロップ桝 | 〇 | ||
たてかん | 〇 | ||
底部有効ます | 〇 |
おまけで覚えておくといいのが
ますの立ち上がり管>掃除口
です。ますのほうが掃除はしやすいです。
排水設備の言葉として、
基本的には
「宅内」と「屋内」が主です例外として「私道内排水設備」もありますが、
そうなります。
道路上はますでなく人孔(じんこう)となります。
基本的に役割は同じですが、
出世魚みたいなものです
はまち→めじろ→ぶり
ます→人孔(じんこう)
みたいな。
- 落差
- Gl(じーえる)
- 副官(コンクリますで使う)
- DL継手
- 管底
- ブッシング、インクリーザー
- 浅く持って行って最後にドロップ
とか、セットで使う日本語です。
ドロップ桝も、教科書だと底部有効ます
と記載がありますが、
とある地方では
宅内はドロップ桝で人孔では底部有効ます
とよんだり下水道事業者(≒下水道局)により
呼び名が微妙にちがいます。
そういうワールドなので、そういうワールドだと理解しましょう。
記載のマークも落差の表現も多少違いがありますが。
だいたい
![](https://setubimemo.com/wp-content/uploads/276dc596bd574f317f554785e9cc5cff-300x169.jpg)
こんなマークです。
覚えておくとよいでしょう。
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