排水設備の勾配のルールってどうなっているの?
という方向けの記事となります。
この記事では
- 排水の管の勾配がわかる
- 敷地面積ごとでの違いがわかる
- 管の太さ事の違いがわかる
排水設備の勾配は
- 管径が太くなると勾配は小さくてもよくなる
- 雨水は0%でもよいときがある(側溝、浸透)
- 下水道管理者に聞くのが最短、雨水は別部署のケース
管径が太くなると勾配は小さくてもよくなる、φ30口径の勾配(キッチンなど)は最小2/100(1/50)
- 100VU
- 汚水
- 通常2%
- 1/50(=2/100)
- φ125
- 1.7%
- φ150
- 1.5%
- 下水道法施行令では1%以上
流れる方向(自然流下)太くなる(流れやすくなる)勾配は多少緩和される
屋内での排水最小口径はφ30(mm)が一般的?
ですが、(空調などを除く)
φ30(直径30ミリ)のパイプの口径の勾配は
ポイントは排水横管という外回りに出る前の管のサイズというところです
SHASE-S206-2000
だと、65以下は管径65以下は最小で1/50=2/100となります。
引用開始
排水設備工事責任技術者テキスト(社団法人)日本下水道協会
管径(mm) 勾配 65以下 最小1/50 75,100以下 最小1/100 125 最小1/150 150.200.250.300 最小1/150 引用終了
ちなみに外回りの配管の勾配のルールだと
引用開始
東京都排水設備要綱
引用URLhttps://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/contractor/d3/kankou/haisuiyoukoukaisei/index.html
第4章
引用終了
ですが、地場の下水道管理者の排水設備のルールを確認しましょう
もう少し高めだったりします。
キッチンの勾配は下はまっすぐ降りて、Pなら壁、Sなら床出しなので
Pトラップの勾配くらいなものですが、
いくつでしょうか
ある程度の勾配がないと流れないのが「自然流下方式」なのですが、
流速を3.0m/秒以内にしましょうねというルールがあります。
雨水は0%でもよいときがある(側溝、浸透)
理由は、「出」接続先が側溝などですと深さが20センチですとか
浅いからです。
ただし滞留しないように「だんち」だんだんにしてながしていくほうほうや
それに近い最終枡だけ高い位置での流出側の管をオーバーをつなぐ方法などがあります。
雨水の本管と公共汚水桝がある場合の分流エリアや、合流エリアは
勾配を普通につけますが、敷地の隣地と接続先の高さ形状により左右されます
https://www.aronkasei.co.jp/kanzai/sp//pdf/599_601.pdf
余談ですが、
0%での配管を水道屋さん用語でゾロというらしいです。
下水道管理者に聞くのが最短、雨水は別部署のケース
敷地の面積によっては下水道管理者(下水道課)ではなく
開発やまちづくりの部署でまちづくり条例や、中高層に関連する各課の規定で
「雨水流出抑制」の計画に該当する場合がありますので、
その際は開発や道路関連の部署での調整が必要になります(自治体による)
また1000平米越えですと、話がもどりますが、下水道の大量排水の協議の対象となる場合が
※1000平米は体育館くらいの広さです
あるので、それぞれでの連絡調整が必要となります。
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