グリストラップとはなになのかメンテナンスはどうしたらいいの?
という方向けの記事となります。
A:週1回飲食店はやろうね
飲食店の厨房などで、厨房の床にフタがあって、なにこれ?グリスとラップ?
なにそれ?どうすればいいの?ということがありませんでしょうか。
この記事ではその疑問点について最低限の知識が得られることが可能となります。
掃除もしたことはありませんが、一応水道やの排水設備の責任技術者なので、その視点から
わかることをお伝えできればと思います。
グリストラップってなんなの、どうしているの?
グリストラップってなんなの、どうしているの?
ごみと油を分離してながせる下水にしています
なぜなら
そのまま流すと下水管のつまりや破損や劣化がすすみ、下水施設の負荷が増え
処理しきれないと海がよごれるからです。
具体的には
だいたい3つにしきりがわかれていて、
残渣(ざんさ)というごみくず→
あぶら→
のこりの流す雑排水→
トラップ→
というかたちになっています。
ごみ、あぶら、のこり、
というかたちです。
別名、阻集器(そしゅうき)と呼ばれてます。
グリストラップのおすすめする清掃頻度は?
よく言われるのはごみ(ざんさ)の部分は1週間に1回といわれています。
あぶらの部分は毎日がいいそうです
トラップの部分は2-3ヶ月に1回がおすすめです。
こまめに掃除しないとそのまま下水に流れていくので、
その上流や下流でつまり、臭気で(においがあがる)
害虫の発生源などになることがおきやすくなるからです。
グリストラップと排水設備と下水道局の認識と似た部材
自治体の下水道管理者(下水道課、下水道局)によっては新築の際に検査立会い対象になったり、
構造図等を排水設備の図面と書類とともに下水道管理者(下水道課、下水道局)へ提出が求められらリします。
理由は、油やざんさ(生ゴミ的なもの)が下水道管や最終処理施設などの設備をいためたり、処理しきれなくなる
リスクが高まるからです。
下水は処理施設で処理され、海に流すものなので、できるだけ事前に綺麗にしておいてねということです。
似た部材で
・オイルトラップ(エレベータやエスカレーターなどの機械油の分離)
・ガソリントラップ(ガソリンスタンドや大規模駐車場などでの車の油の分離)
・プラスタ阻集器(歯医者さんや外科など美術教室などの石膏などのカスの分離)
・ヘアキャッチャー(美容室や理髪店などでの毛髪などのごみくずの分離)
などがあげられます
形はほぼ同じで、既製品がおおいですが、現場打ちでもつくられる場合もあるようです。
余談でが、
あと認証品というくくりのものがカタログにあり、下水道局によっては、
認証品にしなさいというものがあります(給水でいう日水協みたいなのですね)
下水道協会の認証品はやや割高ですが、機能はそこまで
かわるのでしょうかという疑問はあります、認証の費用分が消費者に乗せられるのは
どうもいまいち納得がいかないですが、いたしかたないのかどうかは意見がわかれるかもしれませんね。
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