間接排水がよくわからない?
吐水口空間って?
50mmと150mmとあるけどどっち?
という方向けの記事となります。
排水設備のおすすめ記事5選
排水設備の基礎的な疑問がわかる
まとめとなりますので、是非ご覧ください。
https://setubimemo.com/%e6%8e%92%e6%b0%b4%e8%a8%ad%e5%82%99%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e8%a8%98%e4%ba%8b%ef%bc%95%e9%81%b8/
間接排水といわれて、
設備の学習を始めたばかりの人や、
初心者の職人さんや、
排水設備の責任技術者くらいはとっておくといいですよ
と言われて青い本を読み出した人などは
なんだろう?という方に、
排水設備の責任技術者の筆者が
間接排水の理由やおさえておきたいポイントを
お伝えします。
この記事の内容
- 正圧と負圧と負圧での逆流防止に空間を設けるといい
- 間接排水はどこで、使うのか、見かけるのか
- 役割と理由→逆流防止
- ルールとして規定は?
- 必要な場所は?
正圧と負圧と負圧での逆流防止に空間を設けるといい(吐水口空間はなぜ必要か)
気体や液体で正圧と負圧という呼び名があります
正圧→大気圧
負圧→大気圧以下
ストローで拭く:正圧
ストローで吸う:負圧
くらいの概念です。あとは専門の先生に聞いてくれ!
負圧のときは写真見たいに管に水?雨水?ドレン排水?が使っていると、「ストローで吸う」
(※設備の世界で「負圧」という)
逆流がやばい!から空間をつける
状態が発生したときに、「逆流」が起きてヤバイ
だから、給水でも、排水でも「空間」を設けましょう
というルールです
- 排水→排水口空間
- 給水→吐水口空間
意味は同じというか目的は「逆流防止」
給水だと増圧ポンプの負圧破壊性能基準の逆止弁
とすんごい名前ついているけど、下向きに逆止弁のばねのパカパカがあって
下記とおなじように吐水口(排水口)空間を設けたホッパがあるから。
逆流防止もできちゃうすんごい逆止弁なんだぜ!?
ということです。(わかるかな?)
これらの知識ぺら本で解決したいなら
ここらへんにも書いています。
施工から設計までカバーできます衛生設備まわり中心で理解がすすみ仕事が楽になります。
https://setubimemo.com/%e8%a8%ad%e5%82%99%e3%81%ae%e6%9c%ac%e3%81%a7%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%813%e9%81%b8%ef%bc%81/
間接排水はどこで、使うのか、見かけるのか
間接排水はどこで、使うのか、見かけるのか
結論からいいますと、戸建て住宅ですと、
主に給湯器のドレン排水などです。
エアコンは厳密には
雑排水ですからその扱いになりますが、
グレーゾーンなので、
下水道局に聞くか建築さんとよく検討してください。
- 開放でつながなければOK
- 汚水接続です
と意見が割れます
分譲新築などではエアコンは購入者が取り付けるので大きな問題ではないのですが、
最近の賃貸ではエアコン設置も必須という場合も多い地域がありますので配慮が必要です。
給湯器から排水される水も雑排水となり、汚水系統扱いになります。
その際、ホッパーで受けるパターンが多いです。
そのまま、床に目ざらのときもありますが、だいたい
ホッパーで受けることがおおいです。
理由は
- 逆流の防止
- 排水の飛散(飛び散り)の防止
です
下の受け口のサイズが大きいので飛び散りにくくなるんですね
おらさい
- 雨以外はすべて汚水系統(空調問わない)
- 逆流防止が間接排水の役目
- 開放(≒垂れ流し)でいいか汚水接続必須かは下水道管理者による
理由は、
ホッパーの形状をは逆ハの字になっているので、
飛び散りにくいからです。
決められた排水口空間を取る必要があります。
それは排水する側の管径によって
決められているので注意が必要です。
どう決められている?
下記に表にしてあります。
お急ぎの方はこのリンクを右クリックで保存してください。
あとはある程度の規模以上の
集合住宅などでは、増圧ポンプの中に
増圧ポンプの
負圧破壊式逆止弁のチャッキの脇に
設置されています。
下に排水がでてくる部材のため
あとは受水槽のオーバーフロー管では
必ず見かけますので、
街中でもみれます。
間接排水口と材料やメーカーさん言語ではいうようですがほぼ同義です
ほぼホッパのことをいみするようです
まとめ
- 受水槽のオーバー
- 受水槽の水抜き
- 給湯機のドレン排水
- 増圧ポンプの逆止弁の排水
- その他
役割と理由→逆流防止
間接排水の役割と理由
負圧で排水が引っ張られて、逆流による汚染を
防ぐためです。
ホッパの上の配管を「吸っているストローの先端だとイメージしてみてください」
流れた排水を吸い込む(負圧→大気圧よりマイナス)状態だと汚水の逆流という危険な状態になります。
負圧による逆流を防ぐためです
具体的には、増圧ポンプの内部での例がわかりやすいのかもしれませんが、
ポンプの中の負圧破壊式のぎゃくりゅうぼうし機構では、
下向きに排水を行います。
その名の通り給水のチャッキの中でまいなすの圧力≒負圧()
がはたらいていますので、それを逃がすために、排水する
機構がひつようになります。
仮にその部分が繋がっていると、負圧の水が排水されきって
征圧になったタイミングで、こんどは、給水配管側にポンプアップの
水が流入してきますので、
排水と給水がスペースなしで配管されてしまうと。
排水が給水にまざる可能性が出てくるということです。
そのためにスペースを設けてそういうことは回避しましょうねということになります。
間接排水はルールとして規定はあるのか
間接排水はルールとして規定はあるのか
あります。
排水されるがわの上流側の管の径により規定があります。
なぜならば、
細い管と太い管ではふとい管のほうが負圧によるひっぱる
力がつよくなるので、その分スペースを多めに確保しています。
具体的には
- 間接排水の管径→排水口空間( shase-s206-2000)
- 25mm以下→最小50mm
- 30mmから50mm以下→最小100mm
- 65mm以上→最小150mm
となります。大体ばいですが、30mm以上は100mm
65mm以上は150mmとなります。
わかりにくいので表にしますか
当該の立管の径 | 吐水口空間 | 最低何倍? |
25mm以下 | 最小50mm | ×2 |
30-50mm以下 | 最小100mm | ×3.3-×2 |
65mm以上 | 最小150mm | ×2.3 |
最低配管径の3.3倍以上取っておけばまあまちがいない
間接排水管の末端から
ホッパのあふれ縁(最上部)までとなります
間接排水が必要な場所は
くわしくは排水設備の責任技術者の本か下水道管理者にご確認ください
なぜならば
下水道管理者によって多少解釈が違うことはよくあることだからです
具体的には
まあ、エアコンのドレン排水は開放さえしておけばいいよとか。
多少排水口空間についてではなく、どこに流す
という規定ですが、などいろいろだからです。
わかる範囲では
間接排水の使用箇所
- 冷蔵庫
- 製氷機
- 洗濯機
- 医療系排水
- 給茶機
- 貯水タンクのオーバーフロー
- 上水のポンプの排水
- 増圧ポンプの逆止弁
ーーここらへんまではホッパが必須ーーー
- 上水消防等の水抜き部分
- 空調機器の排水
- プールのまわりの床排水
ーーここらへんまでは排水溝で受けてもいいらしいーー
などです
まあ医療系は機器にもよりますしRIの処理施設などまで開放NGという場合もあるのでは?
とも思いますが。
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まあ自分はここまでいいですよ
というかたは
これらの知識ぺら本で解決したいなら
ここらへんにも書いています。
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