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1級2級管工事のコツ

雨水の浸透処理の考察(使用できない敷地のタイプエリア)

 

雨水の浸透処理はどういうエリアで

使用できるの?

できない場合とか敷地のルールとかあるの?

 

という疑問にお答えします。

本記事の内容

  • のり面が近いばあいはNG
  • 盛り土の土地もNG
  • 海抜0m地帯もNG
  • 雑感

のり面が近いばあいはNG

のり面(法面)、坂、勾配、当該設置場所の

のり面の説明

引用URLwikihttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E9%9D%A2:

引用開始

法面(のりめん)とは、切土や盛土により作られる人工的な斜面のこと。道路建設や宅地造成などに伴う、地山掘削、盛土などにより形成される。

引用ここまで

地形のはなしなのですが、

隣地が法面(のりめん)で30-60度以上など

下水道局(下水道管理者によります

 

(ようはさかにたつ家)

は浸透施設の設置がNGです、

のり面が崩れるリスクがあるためです。

浸透施設は雨をその場所に浸みさせて、

あまり川に大量に流さないようにする役割なので

その場所の地盤が崩れるところには不向きです。

また、海などの近くではそもそも

浸透する以前に海水が上がってきてしまうので

その場合も不向きな施設となります。

こんな感じで

もしくは距離を3m離隔

を取るなどの制限があります。

あまり制限があると、隣地の堺って

都心部ではあまりないですから。

建ぺい率等にもよりますが、

設置が厳しいですよね

理由は、そこに雨が溜り、

地滑りなどを起こすリスクが

高まるからです。

浸透させるための施設の

役割<当該地の地滑りのリスク

となるからです。

まあ、その分敷地外に

雨を出す量へらせるよね

という考え方もありますが、

当該地が

浸透施設による地滑りで

土砂災害の元凶になる恐れが

あるのでだめだそうです。

例)

検索結果

のり面 浸透施設

盛り土の土地もNG

へこんだ土地に土を持って造成した土地

も浸透施設の設置はNGでした。

理由は浸透した雨水による地盤がゆるくなり、

地滑りなどを起こすリスクがあるからです。

具体的にはこういった土地は

土を盛ったうえに、

地盤を固める材料(液体など)を入れて

わざわざ固めて、土地が地滑りなどを起こさないように

工夫してあります。

そこにわざわさ?雨がしみる施設をつくるのは

宅内雨水流出抑制<地滑りなどのリスク

となるからです。

まあ、それでもルールだから

とごりおしする役所はあまりないと思います。

「特例」や「設置要件の緩和」

などというケースもありますから、

事前に素朴な疑問はぶつけてみるのも

大事です。(原則は原則ですし、お互い人間なので)

というわけで、

盛り土の土地も雨水浸透桝や

トレンチは設置NGでした。

海抜0m地帯もNG

理由は地下水が湧いてくるからです。

なので、浸透(浸透ます、浸透トレンチ)

は設置NGです。

回避方法としては、

貯留施設(貯留槽等)

で対応するといいでしょう。

しんとうます<しみます

になる可能性が大だからです。

参考URL:江戸川区資料

https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/5966/02r0404jyoreitebiki.pdf

雑感

ゲリラ豪雨対策といつ場合も、

エリアの特性を考えないといけません。

地域の特性によっては浸透機能がないエリアもあるから

先ほどもありましたが海よりの地域では、

雨水の浸透以前に海水が出てきてしまうよ?という話

あとは土質により、土の種類によっては粘土質なので、浸みていかない

ということもあるという点。

赤土など浸透しない土質の場合、

浸透施設以外での

浸透処理能力は低めという話

考察なんて偉そうに書きましたが、

最近どう思う?という部分です。

実際の施工でも同様な意見は聞きます。

まあそれでも大人の都合でやらないわけにはいかないのですが。

みなさんは雨水の浸透ますという物をご存知でしょうか。

雨水:雨ですね、雨水、

浸透:しみてくるということです

ます:ふくすうの管をつなぐ場所、またそうじばしょ

今回は排水周りの話になるんだと思います

=>お家の敷地(いわゆる宅内には)

ますというものが存在する

 

要は雨、雑排水、汚水などを、排出する仕組み、

というか設備というか設備メモということになる。以上終わり(終わるな!)

ますなので四角形のものも多いが最近は丸いものも多い、

一軒家の周りにそういった

コンクリや

塩化ビニルの材質のもの

が埋まっていたら大概それ

ますと解釈していいと思います。

ますには

  • 汚水桝
  • 雨水枡
  • 浸透ます
  • トラップます
  • ドロップます

などがあります

話は戻りますが、

ゲリラ豪雨というのは聞いたことがあると思います。

まあ、以下の3種とも色々我が強い連中で、

処理にはコツがいる連中(なぜ擬人化?)

なのですが、

この

  • 雨水(雨)
  • 雑排水(洗濯、風呂、台所)
  • 汚水(便所系)

の中の雨は

いきなりガーと降る時がある。

こいつがやばい。

道が冠水するとか足元がずぶ濡れになるとか、

なかなか帰れないというのも十分やばいのですが、

都心では半地下という区分の建物がある。

これは冠水という意味でもかなりのヤバさだ、

最近は少なくなったが、

80年代90年代に首都圏などで建てられた

一戸建てでよくある形態だ。

なぜ流行っていたか、よくわからないが、

想像レベルではあるが、狭小地で3階建、

半地下スペースで少しでも家の面積を

増やすことができたのであろうかと推測できます。

2019年のここ数年ではあくまで都内の話で、

肌感覚での話ですが、

このタイプの半地下は見かけなくなっています。

その分1階が車庫、2、3階が居住スペースという

ケースが見られます。

半地下は雨仕舞いが悪いので

居住スペースにはあまり向かないようです。

きちんとした防水処理、ドライエリアの確保、

適切なポンプアップ、が必要でしょう、

仮に狭小地が理由で半地下の居住スペースを

設ける場合はドライエリアを設けるとさらに

スペースが狭くなるので、目的の矛盾しますね。

でゲリラ豪雨で浸水に注意しましょうと、

下水道局でパンフレットをもらいますが、

半地下の場合はより浸水のリスクは高まるでしょう。

ゲリラ豪雨対策として、東京の海よりで

ない地域では雨水浸透ますの設置や、雨水浸透処理施設の

設置を勧められたり、

場合によっては義務づけられたりするケースがあります。

なぜこのような表現かといいますと。

自治体によって窓口がバラバラで、

建築関連の窓口のケースや、

下水道課のケース、

はたまた道路課のケースもあるのです。

まあ、この話はまたの機会でいいのですが。

家などを買う際は、そのエリア1、2キロを地図など

で俯瞰(ふかん)?していただき、

地形も考慮に入れると良いかと思います。

なんなら10キロでもいいです。

あー海が近いから、大雨だと浸水するなぁとか、

坂だから、大雨だと今は道路だけど、

最悪川になるな。だからドブがでかいんだろうなー

とか。

雨水浸透ますの部分ですが、

冒頭に述べました通り、全く万能ではありません。

特に海よりの地域では、

雨対策の浸透施設は、

それなりに砂利だの、土などでやや深めに

掘るケースが多いです。

海から10キロ以上離れていてもそこが

川沿いなどの水場であれば、4、5メートルで湧水

という水が出てくる地域などもあります。

それが海の近くであれば、

もっと浅いので、浸透施設の設置には向きません。

掘ると海水が出てくる所にさらに

雨を染みさせる施設は設置できないからです。

また、地盤改良を行った盛り土された地盤や、

隣地との落差が大きい敷地も、

浸透施設の設置には向きません。

地盤改良した所に雨を染みさせると、

想像するまでもないでしょうが、

地盤が緩くなり、いい影響は与えませんので、行政では基本的に盛り土した

土地での浸透施設の設置は薦めていません。

同様に隣地との落差が大きい境界部分に雨水を染みさせると、

土砂崩れなどのリスクが高まるので設置できません。

じゃあ、どうすんの?だからなんなの?

という部分ですが、それは個々の建物による。おん

という部分です、道が1本違えば、宅内の雨水の処理が変わるケースもあります。

行政に従ったところで万能ではありません。

ホームセンターで土嚢でも買いに行こかな。

宅内の雨水の処理と下水道本菅の雨水の処理は別です。

同じケースもありますが、宅内は雨水とその他の雑俳+汚水という2系統で

敷設しても、固着箇所である、公道の下水道本管が1本で合流の場合もあります。

なので、同じ宅地でも道路が違えば、宅内の雨水の処理、雨仕舞いも変わります。

当然、本管も合流で、宅内も雨水も汚水も1本で処理するケースもあります。

あとは、雨水菅が公道上に(下か?)整備されており、分流で、宅内も雨水と汚水別系統

で2本で処理するケースもあります。

その中でも、合流でも開発地域で、

雨水は宅内の浸透処理施設に入れなさいというケースもあります。

現場毎に違うから自分で調べてきて。

現場毎に違うから気軽に聞かないで。

と思うこともありますが、

それ以前に、理解が少ない。

自分も含めて。

という考察でした。

 

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