逆止弁のスイング式とリフト式があるそうだけど
違いと用途がよくわからないんだけど
という方向けへの記事となります。
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いきなり結論:
- リフト式は水平配管で使う
- スイング式は両方OKだけど下むきたて配管はNG
- スイング式はヒンジのでっぱりがある
逆止弁でスイング式はヒンジが上流よりにある、リフト式はない
これがスイング式逆止弁です↑
この記事では
- 逆止弁のスイング式とリフト式の用途がわかる
- 逆止弁のスイング式とリフト式の見分けかたがわかる
本記事の内容
- 逆止弁でリフト式とスイング式の違いポイント
- スイング式水平と垂直(上向きで使用可能)下向きは不可)
- リフト式水平配管では可能だが垂直配管では不可
逆止弁でリフト式とスイング式の違いポイント
表です。
ヒンジ | 水平配管 | 垂直配管 | |
スイング式 | あり | 〇 | 〇(上向きのみ) |
リフト式 | なし | 〇 | × |
逆止弁でスイングはヒンジが上流よりにあるがリフト式はない
なぜか
- スイング式は弁体がパカパカ動くのでそれを支えるちょうつがい(棒)とその支えの支点んとなる部分=ヒンジ(ドアと同じ)が必要。
- リフト式はタテに上下する弁なので不要ただし水平にしか使えない
からです
具体的には
が見て取れます。
こんな感じ、フタとヒンジでぱかぱかしているわけです。
なので水などの流体が止まっているときは基本逆流する流体の力で閉じているもので
その機能により逆流を防止しています。なので↓上からしたに流れるときは
ヒンジの力が十分に発揮できないので向かないのです。
逆に言うとヒンジの圧力以上の水の水圧水量が必要となります。
基本閉じる状態な仕組み。
だいたい側面に流体の方向が→で記載されているので
わかるでしょう。
スイング式水平と垂直(上向きで使用可能)下向きは不可)
- 水平配管:〇
- 垂直配管:上向き〇
- 垂直配管:下向き×
下向きだとヒンジ(ようは板と留め金)では重力に勝てないから
重力は9.8m毎秒毎秒で結構強い力で板ごときで逆流時にそもそもの
重力に勝てないといけないから(想像)
いずれも板と弁体で常時閉という状態で逆流を防止しているので
そもそもの機能が垂直の下向きでは機能しにくいということです。
リフト式水平配管では可能だが垂直配管では不可
下の図のようにリフト式逆止弁は
上下に弁体が動くので、流体(水など)が流れていない時は閉じています。
- 上下にバネで動く
- S字に流体が流れる
- 圧力損失(圧力が全体的に下がりやすい)逆止弁
- 水平配管:〇
- 垂直配管:×
- ヒンジ:なし
垂直配管下向き対応はディスク式逆止弁というのがあります
同じようにリフトとうたっていますが、
弁体+ヒンジで常時閉塞される状態があり、
流体が通るときに開くしくみなんですね。
伝わるかな?
結構逆止弁は
- コーン式など、
- 複式単式など、
- 負圧破壊式など
いろいろありますが、基本的なものと機能を記載させていただきました。
- ぱかぱか1こ(コーン式1)
- ぱかぱか2こ(コーン式2)
- ぱかぱか2こ(コーン式2)ぷらす下へ1こ(負圧破壊式)
と覚えるだけですから、あんま難しくないです。(単純な理解レベルなら)
まとめ
- リフト式は水平配管で使う
- スイング式は両方OKだけど下むきたて配管はNG
- スイング式はヒンジのでっぱりがある
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