1級2級管工事のコツ

水道と下水道の耐震化の現状A配水管の交換GXポリエチレンSSPHIVP排水リブ付管?

なんか上下水の耐震化とか

強靭化

とか道路から水ふいたり

オリンピックで下水がくさい

とかやめようということだよね?(違

あ、あれか!地震で壊れませんようにだよね?(〇

という方向けへの記事となります。

設備メモ
設備メモ
なんか主語でかいけどそれなりに衛生の設備屋で上下水都市部で見聞きした内容からの独断と偏見ですからご参考レベルでご理解いただけますと幸いです。

はじめに結論

もうすでにどんどんされている宅内屋内とやや後手な道路で勝手が違う管種と継ぎ手と管の特性への工夫でめざせ耐震化!

この記事では

  • 宅内屋内と道路上との耐震の管の種類が上下水で知れる
  • 近年の宅内の給排水の大まかな管種と特性が把握できる
  • 管の接続方法と管の特性での耐震性の違いが知れる

本記事の内容

  • 水道管の耐震化の方法は?A:鋳鉄GXそれ以外SSP.PE
  • 耐震性の区分と分け方
  • 水宅内屋内
  • 水道路
  • 下水宅内屋内
  • 下水道路

水道管の耐震化の方法は?A:鋳鉄GXそれ以外SSP.PE

水道管では

配水管:材質が鋳鉄ならばGX管という耐震性と施工性の高い管種、もしくはPE(ポリエチレン管)

それよりも小口径の主に給水管ならば

PE(ポリエチレン管)もしくはステンレス管SSPが一般的でしょう

より安価なHIVPという塩ビのゴムの入った管もありますが、融着の工法のポリエチレン管のほうがガスなどでは先行して現地で使用されており、漏水のリスクは低いと思われます。

より具体的には

  • 入れ変え範囲の策定
  • 入れ替え老朽エリアの給水方式の見なおし(タンク配給なども視野)※厳しく言えば供給エリア削減
  • 従来の水道事業者とは別の水濾過システムの法整備(120%妄想ですが)

なども考える必要があるでしょう。

今までは新しく配水管を敷設して供給率100%を目指す時代でしたが、

人とお金とモノの時代の思考回路での維持管理にはある程度見切りをつける

というタイミングが来ていると思います。

設備メモ
設備メモ
大きい声では言われないでしょうが人とお金を賭けずに縮小もばれずにと言えば言い過ぎですが、持続可能の定義はある程度イケドン昭和路線ではない方針となるでしょう

 

 

とはいえ

  • 予算がかかりますので無理
  • 随時対応

という意見もありますが、

結局は最新の管に入れ替えるのが先決という結論になります。

  • AI
  • 衛生

での老朽管の選定は可能でも、

設備メモ
設備メモ
実際いくつかの自治体では衛生からの老朽管の選定やAIでの老朽管の判別を行っていると聞きます

優先順位だけの問題で、

根本的には規模縮小しながらも

  • 使用者の多い
  • 老朽管の割合の高い

部分からの入れ替え

供給規模の見直しが先決となります

 

耐震性の区分と分け方

正直ベースですみません、一応管種はそこらの金魚より(え?金魚?)よりは

知っているつもりですが、えっへん耐震性の権威でございメーカー開発歴100万年!(←そんな人間いねえ)

というレベルでもないわけですね

一応資格は→に書いているもの持っていますが、

個人ブログレベルの考察見解であることをご承知おきください。

耐震性の部分ですが、

むづかしい言葉が出てきます。一応その部分をはじめに書いておきまーす

それは「伸縮可とう性」です

ようは

伸縮性:のびちぢみ

可とう性:たわみ、曲げられる

です。

設備メモ
設備メモ
耐地震などへの強さの意味は「固い壊れない」というよりも「土の圧力や他の管の影響を受けにくい」、「施工しやすい」という意味に変わってきていることが多いです

なんか違いがわかるようなわからないようなですが、

まあ揺れても道路でも宅内でも屋内でも使えるレベルだといいねー!という工夫

のこと

ということです。(決しておまじないではありません!決して。。)

では行きます。

水宅内屋内

  • ステンレス+可とう継ぎ手(道路でも)
  • HIVP(耐衝撃性塩化ビニル管)
  • ポリエチレン管+(電気融着加工)
  • 架橋ポリエチレン管(巻物)
  • SUSフレキ(PS量水器まわり)

 

なんでこれらの管種か?

  • 施工性
  • 価格

具体的には施工性では

 

ステンレス+可とう継ぎ手(道路でも) 道路上でも使われる組み合わせ屋内の土中でも第一止水栓までこの管種を指定しているところもある 価格:↑
SUSフレキ(PS量水器まわり) まだ一般的ではないが狭いPS内の施工性は高くここ数年でよく現場PS内で採用されているSUS304という管のフレキ状の管 価格:ー
架橋ポリエチレン管(巻物) 巻物上になっており50mなどで販売されている、屋内では近年一般的な管であり継ぎ手で差し込む形太目の径の場合真っ直ぐ配管するには向かない、継ぎ手が高価であり、且つ細いのでその部分は強度とトレードオフ 価格:ー
ポリエチレン管+(電気融着加工) ガス管などでも採用されている、屋内土中埋設、屋内立管などHIVPや架橋ポリほどではないが高級な建物での設計側の指定の場合が多い電気融着という形で電気で継ぎ手を固定させるガスなどでも一般的であり施工には資格がある。近年では道路上もこちらの配管にて施工している水道事業者もあるようで分岐のサドルも販売されている鋳鉄管よりも軽いので施工性がよい 価格:↑
HIVP(耐衝撃性塩化ビニル管) 屋内の土中埋設では非常に一般的であり塩化ビニル管にゴムが入っており通常の塩ビ管より衝撃に強い、TS接続という継ぎ手のナナメの部分に専用接着剤にて設置 価格:↓

 

上水屋内宅内の写真

PS内ですが、

たてかんはPE(ポリエチレン管)で(分岐したところ)

からメータユニット(キンキラ金エリア)までは蛇腹(じゃばら)のステンレス(青いカバーの下がそうなっている)(最近よくみます)

メータユニット(キンキラキンゾーン)からは架橋ポリエチレン管ととなります。

まあ一般的ですが、

設備メモ
設備メモ
宅内と屋内でも施工性と伸縮可とう性を重視しているのが最近の上水、下水の管の傾向です

違いがわからねー!全部あおやんけ!

冷静にみると宅内では耐震という意味では適切というか

自動的に屋内の配管

は伸縮性かとう性を考慮されているのが今の衛生の配管となります

割高案件だと顕著です。

耐震性も金次第というわけだ

まだVB(鋼管という鉄の管にビニールでさび止めを中に仕込んである管)や

ワンタッチ継ぎ手タイプ(あんまりたわまないカシメタイプの)の

SSP(ステンレス鋼管)や

HIVP(塩ビにゴムはいっている管)もあることはありますが

屋内は架橋ポリエチレン管(20-50mくらいを切って専用の継ぎ手でつなぐ管)

が多いです

施工性

価格の部分でも安定しているのでしょう

違う場合は設計事務所指示

というパターンが多いです

あとは公共機関

少し民間よりもアップデートが遅いのでしょう

それはそれで慎重であり否定するべきものではないのですが

左側の黒いのがHIVP右側がPEポリエチレン管

銀色のがステンレス鋼管(50センチ間隔で曲がるように波状(じゃばら)が仕込んである)

これは↑には書いていないがPP管というポリエチレンの2層管という管

これもRCなどゼネコンなどの仮設水道などでも使われるが

道路上の給水管(私設管)でも以前は指定されていて今も現役の耐震性は高い

管うねうねしてるからね

水道路

ポリエチレン管+(電気融着加工) 同上
ダクタイル鋳鉄管GX 鋳鉄管は進化しており今は施工性と施工スペース確保のため、継ぎ手部分がケースパーツ化されている。差込式のタイトンとボルトで止めるメカニカルの両方の利点を加味したGX管という管が耐震性の上では現在鋳鉄管では一般的な管でありその1世代前のNSという管種から耐震化が進められている

ポリエチレン管と鋳鉄管しか浮かばないんですが

ポリエチレン管そのものの管がふにゃふにゃしているというか

可とう性が高い材質に対して

ダクタイル鋳鉄管は(鉄管!)と呼ばれる通り重くてかったいです、なので

  • ポリエチレン管:管そのもの
  • 鋳鉄管:継ぎ手接続方法

で耐震性をカバーしている違いがあります。

 

下水宅内屋内

VU管 塩ビ管の薄手の管(肉薄)であり一般的耐震性(伸縮性、可とう性)に関連する継ぎ手:自在継ぎ手、やりとり継ぎ手などがある
VP管 塩ビ管の厚手の管(肉厚)であり一般的だが高価で重い

耐震性(伸縮性、可とう性)に関連する継ぎ手:自在継ぎ手、やりとり継ぎ手などがある

どちらかというと

管そのものではなく

  • 接合方法(ゴム輪)
  • 継ぎ手(伸縮継ぎ手自在やり取りソケット)

などで

  • 伸縮性
  • 可とう性

などでカバーしているようにも見えます

 

免震構造でのスラブ上の転がし配管で

実際に通常の貫通の管と継ぎ手以外に

やり取りソケットなどで

建物の伸縮性かとう性に対応した配管を求められる場合もあります

 

下水道路

 

VU管 同上 VP管は重いので道路上では使いませんφ200かφ250以上なのでゴム輪接合ですノリは使いません
リブ付管 ジャバラ状の道路上の管です最近よく見ます

 

 

これはとある都道府県道の道路の拡幅工事の現場

VU管とリブ付管

道路上ではVUが当たり前(重すぎなんだわVP)

φ200分流、φ250が最少管(太さ)

写真の左側のVPはφ450

右側のリブ付管はわからんおそらく同径

 

下水道はリブ付管などか近年のはやり

 

まとめ

配水管と給水管は

 

簡単にいうと公設管と私設管の違いです

 

家の前に来ているのが給水管で

 

それが道路にある配水管に繋がっています

 

配水管=一番供給よりの公設管

 

となります

 

どの管の種類を選ぶかは

 

水道局(水道事業者)で決めています

 

もっと大きい口径ですと800Φ別の接続方法などもありますが

 

ここではごく一般的な範囲での耐震化というのを書いています

下水道はリブ付管などか

 

https://www.kubota-chemix.co.jp/product/pickup/PVC-U_pipes_with_ribs_for_sewerage.html

道路の下水はイメージですが

陶管とヒューム管最新でVPとかー

などの印象ですが、

これは消防設備の2号消火栓のFJ(フレキシブルジョイント)部分の施工状況です

銀色の管が伸縮性可とう性をになっており

耐震性を高めています。

受水槽などでもこういう機械類はポンプやタンクはこうした

工夫をしています。

うーん耐震性と免震性の共存の話はまたひまなときに勉強しようかと思います。

他界した職人さんからの宿題でしたから。

https://www.kubota-chemix.co.jp/product/pickup/PVC-U_pipes_with_ribs_for_sewerage.html

じゃばら洗濯パンの近くでみるものが道路にも布設されるようになるとは

なんだか香ばしい世界です。

施工性大事ですからねー

人いないし、難しい技術=〇という世界観だけでは

強靭化は目指せませんかもです。

 

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