という方向けへの記事となります。
はじめに結論:0.75MPa+当該配管の想定再高圧の1.5倍じゃない?
直結直圧ならそもそもその最大想定以上を試験する理由はおまじない以外のなにものでもない
この記事では
本記事の内容
- 関連キーワードで耐圧試験を英語でも調べた
- そもそも配水管の最大水圧は0.15-0.74MPa
- で問題の耐圧試験1.75MPa1分配管のみ
- ANSIコードASMEだとどうよ?金属で1.75やで、それ以外は1やで
- 公共建築改修工事標準仕様書(機械設備工事編)さんだと0.75MPaやで
- JIS規格製品では4MPa1分かけるけど使用水圧は0.75MPa
「おい!書類書き!耐圧試験は0.75でいいよな?」
「器具ついてんならそうじゃないっすか?」
10日後→監督員「1.75MPaに決まってんだろやりなおし!」ワイ「涙目」
この記事では
- わなわなしていらいらした〇ソ監督員を陰で論破する自己満はなしが聞けます!
- いわゆるごまめの歯ぎしりが聞けるぅ!というわけです
- ちょっとどやれます(あんまいみない)
- 結局だめだめでも監督員様にきいとけよってオチが知れます
関連キーワードで耐圧試験を英語でも調べた
https://rakkokeyword.com/result/suggest?q=%E8%80%90%E5%9C%A7%E8%A9%A6%E9%A8%93
https://rakkokeyword.com/result/suggest?q=pressure%20test
https://rakkokeyword.com/result/suggest?q=pressure%20test%20water
まあ円ぐりっしゅが正義とは言わんけど参考までに
そもそも配水管の最大水圧は0.15-0.74MPa
引用URL https://www.mlit.go.jp/common/830003599.pdf
水道施設設計指針
2012
厚生労働省
引用ここから
7.5.4 水 圧
配水管の水圧は、「技術的基準を定める省令」で定められており、次の各項による。
1. 配水管から給水管に分岐する箇所での配水管内の最小動水圧は、150kPa(0.15MPa)以
上を確保する。
2. 配水管から給水管に分岐する箇所での配水管内の最大静水圧は、740kPa(0.74MPa)を
超えないこと。
引用ここまで
まあ、給水装置の主任技術者の試験で学ぶことなんで常識以前ですが。
で問題の耐圧試験1.75MPa1分配管のみ。
引用URL
https://laws.e-gov.go.jp/law/409M50000100014/
引用ここから
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令
水道法施行令(昭和三十二年政令第三百三十六号)第四条第二項の規定に基づき、給水装置の構造及び材質の基準に関する省令を次のように定める。
(耐圧に関する基準)
第一条 給水装置(最終の止水機構の流出側に設置されている給水用具を除く。以下この条において同じ。)は、次に掲げる耐圧のための性能を有するものでなければならない。
一 給水装置(次号に規定する加圧装置及び当該加圧装置の下流側に設置されている給水用具並びに第三号に規定する熱交換器内における浴槽内の水等の加熱用の水路を除く。)は、国土交通大臣が定める耐圧に関する試験(以下「耐圧性能試験」という。)により一・七五メガパスカルの静水圧を一分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないこと。
引用ここまで
まあ、器具つけて1.75とかないだろって話だったんすけど。
まあ、なんすかね。正解だったようです。
配管で1.75を1分とかなのに
建築によっては1時間とかありますからね
まあ、施工要領に基づく手下に命ずるわけだからいんすけど。(みんな監督員に聞こうね)
器具尽きではさすがにないしょ
という感じです。
まあ、じゃあ器具付きならなんなの?
という部分ですが大概0.75MPaです。
なぜなら直結直圧で配水管からの最大圧力とほぼ同等だから。
まあ、
ポンプ先ならね、大きめの圧力かけるでしょうし送水圧力の1.5倍とか消防では聞きますね。
ごっちゃにしている且つ、監督も元請けもなんとなく1.75じゃね?
- ポンプがある(直結増圧給水方式、もしくはポンプ以下)
- ポンプがない(直結直圧給水方式)
区分しようねという。
もう。
この動画だとPSIで100PSIを1時間かけていました。
0.684MPaですね、まあ妥当です、配管のみ
https://daitoh-mg.jp/2013/12/pressure-convert.html
消防だとSTPG耐圧のスケジュール管などがありますから
そりゃ蒸気とか上を目指せばいろいろ配管ではあるのですが、
ANSIコードASMEだとどうよ?金属で1.75やで、それ以外は1やで
ANSIコードというのがメリケンにありまして、
いろんな基準をきめとりりゃす。知らんけど
アメリカ機械学会 ASME: The American Society of Mechanical Engineers
圧力容器やその配管についての規格群
そんでみてみると
170kPaとか値ででてくるんすね。このPDF
英語得意ではないんで一概に言えなんすけど
https://www.nrc.gov/docs/ML0314/ML031470592.pdf
非鉄金属で1.75MPa
非金属で1MPa=1000KPa
ですね。
HIVPなら1MPa SGP-VBとかなら1.’75MPaみたいな?
ちなみに
都市部の施工要領では値を明示していません。
増圧ポンプを設置もしくは設置が想定される配管では1.75MPa1分ですが
メータの周りは0.75MPaでよいとされています。(メーターバイパスも器具やからな)
では直結直圧の給水方式では?
- 第一バルブの下流の配管は1分1.75MPaですが
- 上流側はサドル付分水栓では0.75MPaとするように
しています。
配水管から給水管を分岐する部材ですら、0.’75MPaなわけです。
サドル(土中(だいたい道路))にむだな耐圧で壊したらちょっと
大変めんどうなことになります。
(=配水管の断水、木栓の出動、掘削、修繕、埋め戻し作業)
公共建築改修工事標準仕様書(機械設備工事編)さんだと0.75MPaやで
公共建築改修工事標準仕様書(機械設備工事編)さんだと0.75MPaやで
みんな大好き国交省(役所系はまずこれ)営繕さんですと
都道府県の機械設備の要領もだいたいこれがベース【≒役所ルール】みたいなもんですねー
えーと、ポンプで加圧想定されるならその値の1.5倍もしくは1.75MPa
直結直圧だったら
0.75MPa以下の環境(=日本の配水管の最大水圧)なら0.75MPaでいいよ
とのことでした。
まあ、すきにしろよ!もう!
という感じです。
まあ、元請けちゃんが下請けちゃんには神だから仕方ないんだけどね。
国交省だとそうなるそうです。
まあ、いろんな役所の施工要領があるようで、勉強になります。
ちなみに配管で20分.1.75MPaかけて再試験されたそうです。
お疲れ様です。(やってらんねー!)
JIS規格製品では4MPa1分かけるけど使用水圧は0.75MPa
まあそれならJIS規格だとどうなのよ
4メガパスカルで1分とか
まあまあかけていますね
でも製品テストレベルなので
使用圧力はあくまで0.75とのことでした。
JISK6742
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