

水道の管って給水管とかいうらしいけど、
どんな種類があるの?
あとそれってなに?
ということが多いですよね、
そんなお悩みにお答えします。
【簡単な区分けと時代の関係を4パターンで解説】
本記事の内容
- 給水管の種類と特徴で時代による区分とそうでない区分について
- 給水管の種類が派生していく時代ニーズと水道局水道屋ニーズ
- 給水管のそもそもの定義について使っていいのは?
- 給水管の種類と特徴で時代による区分とそうでない区分について
給水管の種類と特徴で時代による区分とそうでない区分について
時代経緯はあとにしますが、時代とともに進化してきた給水管の
「なんでこれつかうの?」の答えになれば順で記載します(そうでない区分もあります)
耐腐食(さびてしまうこと)
昔:鉄管
今:ライニングされた鋼管、
ステンレス管、HIVP(塩ビ管(ゴムで強化))、
ポリエチレン管ポリブデン管(PBP)など
耐浸出(とけて水にしみること)
昔;鉛管(えんかん)
今:ライニングされた鋼管(VB、VD)、
ステンレス鋼管(SSP)、塩ビ管(HIVP(ゴムで強化))、
ポリエチレン管(PP,PEP)ポリブデン管(PBP)など
耐破壊(こわれてしまうこと)
昔:鉄管
今:ステンレス鋼管、HIVP(塩ビ管(ゴムで強化))、ポリエチレン管ポリブデン管(PBP)など
耐破壊?(こわれてしまうこと)
今、昔
銅管≒お湯(ピンホール)
今(ケースによる)
ポリエチレン管ポリブデン管(PBP)
太さ≒建物の大きさ
鋳鉄管FCD(DIP)
給水管の種類が派生していく時代ニーズと水道局水道屋ニーズ
なんでこんないろいろあるのよ?
となるわけですが、理由らしきものを記載しておきます。
ダクタイル鋳鉄管(DIP)φ75mm以上の給水管の場合(水道局による)
水道屋で鉄管というとライニング鋼管のSGP-VB.VDなどをいいますが、水道局で
鉄管というとDIP鋳鉄管のことを言ったりしますNS?GX?。
でもメーター交換している人と話すと
古い鉄管は折れます壊れます、
宅内の設備屋さんの職人さんと話すと
鉄管は水漏れます、継ぎ手(管端防食継ぎ手)は高いです、錆びます
施工大変です、重いです、なので、ライニング(管の中に樹脂を被覆、VDは外も)
など進化したり、ステンレス(軽くて強いが高い)にしたり、
塩ビ管(施工しやすい、安い、〇〇い)にしたり、
それもゴム入れて強く進化させたり(HIVP)、
とある水道局では私道内はHIVPやVPでなくSSPで施工してと震災以降求められる
そもそも、ライニングしないでそのまま使えば?という理由かはわかりませんが、
ポリ管やポリブデン管などが出てきているわけです。屋内はほぼこれかHIVP
が多い印象
鉛管は昔は引き込み、宅内ともに大盛況でしたが、今は管から鉛が染みるから
どの水道局でも基本的に交換しようね、というものです。
(深くは語らず)
銅管はお湯では腐食の関係で鉄よりいいよーと使われていたようですが、
まあ、穴があいたりして、それなりに大変で、
(ピンホール(流速1.5m基準=>銅管、流速2m基準=>その他の管))
施工もろうづけといってはんだづけみたいな職人技もいるわけです。
でも医療現場では肉厚の管がK、L、M使われているようです(知らんけど)
それに比べたら、ポリ管なら継ぎ手でカチッとするだけですから。
施工性もいいわけです。
鋳鉄管の場合はでかい建物に引き込むときは75mmとかの鋳鉄管で部材一つで20kG
とか施工超大変な世界があるわけです。なので、
配水管からの枝なので太いときは配水管で使われがちな鋳鉄管を給水管扱いで
引き込むこともあるわけです。逆に配水管でステンレス管布設しているとことか
レアケースではあります。(どうでもいい)
「強い!」「安い!」「溶けない!」「錆びない!}「安い!」「高い!」「工事しやすい!」
「軽い!」
という、各関係者使用者を含めたニーズによります
給水管のそもそもの定義について使っていいのは?
給水管の定義の引用:
ここから
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000121417.pdf
P32PDF内
水道法第3条第9項の逐条解説
水道法第3条第9項
この法律において「給水装置」とは、需要者に水を供給するために水道事業者の施設した配水
管から分岐して設けられた給水管及びこれに直結する給水用具をいう。(1)給水管
給水装置は、水道事業についての特有の概念である。給水装置は、給水管とこれに直結す
る給水用具に区分される。このうち「給水管」とは、水道事業者の配水管から個別の需要者
に水を供給するために分岐して設けられた管をいう。
配水管の枝管だ!水道事業者の定義するとこだ!
とひいき目に見てもざっくりなので、
種類わからないですね。
日水協(≒JWWA日水協、他=>厚労省の給水装置の規定)の
認証取れている給水管なら大丈夫なのでは?
JIS規格なら大丈夫なのでは?
となりますが、認証品
(≒JWWA日水協、他=>
厚労省の給水装置の規定)
で当該の水道事業者(≒水道局)
が大丈夫ならOKとほぼ言ええるでしょう
認証まわりなら
ちゃんと学ぶなら
・給水装置主任技術者の勉強方法、水道屋4年目で1発合格したときのお話をシェアさせていただきます
あたりみてみてください!