増圧ポンプの計算と計画で給水装置の計画を練るといっても
よくわからないし、だいたいで大丈夫でしょうとまでは
いかないけどポイントがしりたい
という疑問にお答えします。
配管径の決定は設計手順としてはほぼ最後の工程で、
積算上はその前段階に1日の各使用水量の計算と、
関係省庁との打ち合わせ、給水方式の確定、
機器の収まりの確認、配管ルートの確認という下ごしらえがいります。
ここの設計の手順にありますので参考にするといいでしょう、
本記事の内容
- ポンプの選定時のポンプ二次側の口径の計算はそれで大丈夫か
- 水道局指定の部材などでメータまわりや末端での変更は想定しているか
- 水道局貸し出しのメータをつけるのか私設のメータをつけるのかで配管も変わる?
ポンプの選定時のポンプ二次側の口径の計算はそれで大丈夫か
その水理計算書大丈夫?
- 2サイズアップの口径の検討
- ポンプの2次側の口径と流速に注意流速毎秒2m超えてない?
結論からいいますと、ポンプ二次側の口径は水道局にもよりますが、2サイズ大きく
できることが多いですので検討してますか。という部分です
なぜなら、流量が増えたとき流速が上がるから
上がりすぎるといくら大きいポンプでも停止します。配管が壊れてしまいますからね。
それはこまるから二次側の口径を太くすることでそのリスクを回避します。
なぜそういうことが起こるのか。
ポンプメーカーさんはポンプ販売用の水理計算は行いますが、ポンプ二次側の計算を
末端までおこなってはいないという問題点があります。
ここに小さな落とし穴があります。
良くも悪くもざっくり計算でおわっているので、その先の計算と施工は
もちろん施工監理の人たちの責任となります。
まあ水道局では指定給水装置工事事業者の当該工事の主任技術者となりますが、
なので、系統図をアウトラインでもいいので、作成しておくといいでしょう。
系統図をつくる理由ってここらへんにあるのではと思いますが。
どうなんでしょう。
まあそこまでシビアにならなくてもいいときもありますが。
ベテラン施工監理の方々は必ず気にしてましたね。
特に住宅だけならまあポンプ屋さんの計算書でもいいかもしれませんが、
事務所や福祉施設や店舗など、想定される水量を出しておかないと
結構怖いのだ、というここポイント!という感じで対応していた気がします。
設備の施工管理でも年数経験範囲がさまざまなので、
得手不得手に対するカバーできるといいですね。
水道局指定の部材などでメータまわりや末端での変更は想定しているか
施工方法、部材の指定などを水道局(水道事業者)がしてくろとるがあります。
- 水道事業者の部材と給水方式の確認
- 水道事業者の施工要領を確認
といいますか水道局ごとに大まかなルールは同じですが、使用部材、
特に第一止水栓までとメータまわりの部材、
などは結構違いがあります。
竣工間際に大騒ぎはしたくないものです。
メータ口径により使用部材の規定が違ったりもしますので
関係官庁との打ち合わせ事項は必須です。
水道局貸し出しのメータをつけるのか私設のメータをつけるのかで配管も変わる?
前項と同様ですが、
水道事業者さんに
- 施主さんの要望(最終支払い方法)
- 施主さんの要望(管理会社で案分するのか(自主管理か)
そもそもそこにメータいらない!といわれるケースもあれば、
そこに大口径のメータつけて!と真逆のことを言われることもあります。
屋内PS内に水道局指定のメータをつける、つけないで水道局によっては
1つ数百万円の権利金がお施主さんに発生する、しないにも影響しますので、
事前の調査と決めごとは大切でしょう。