設備の図面も代行業さんや、
BIMだの3Dだの
いろいろありますが、
基礎的なことが全然わからないし。
そもそも建築からもらう図面すらわからないんだけどなぁ
という疑問にお答えします。
(説明者の傾向とご注意)
はじめに結論
3種ほどあります。
- 設備設計図
- 施工図
- 役所向けの図
設備といっても衛生(給排水)より、
施工よりもその前段階の見積?設計?役所より?の業務の人が
書くので、突っ込みどころは多々あるの点はご了承くださいませ。
↑の図のように「傾向」がまずあります
- 見積りより
- 建築施工より
- 役所より
この3種があるのを覚えましょう。
やる気なくすな、一人でこの世界むりだな、
とか思うかと思いますが、実際はチームで動いているので
そんなことはないので、
あまり混乱する必要はなしです
具体的には
見積よりの人、行政よりの人、
施工よりの人、施工者屋内より配管業者さん、
外注図面屋さん、掘削より配管業者さん
建築さん、設計事務所さん、行政さん、
建築営業さん、お施主さん
他業者さん
と多岐にわたります、案件(建物)規模や案件毎により
出演者は変わりますが、だいたいみんなで作っていく感じなので大丈夫です。
この中の一部を担当するときに参考になればと思います。
この記事の内容
- 設備屋の図面(施工編)
- 設備屋の図面(役所編)
- 設備屋が図面作成上必要な図面
- 雑談
設備屋の図面(施工編)
設備設計図(建築、設計
建築さんからもらう図面、設計事務所さんや建築の建築士さんが
書いている、
シングルとかいう、1本線のざっくり設備図これを
基準、参考に他の図面と合わせて施工図や配管経路図をつくるが、
設備図をつくらない案件もある
(木造などあまりないかも電気はあるが衛生はないとか)
あっても配管が書いてない、書いてあっても構造とのおさまりまで検討されていないなど
- 機器表(建築、設計)
取り付ける衛生器具やポンプそのほかの図面衛生だと、
空調だとエアコンなど取り付ける空調機器
送風機や機器すべて、変更もあるが
姿図=>承認図(建築、設計、メーカー)
姿図はだいたいこんな形でーすというイラスト
承認図はその1つ1つの
メーカーが出す詳細な図面、
これをベースに
施工も設計も収まりやなんやら検討している。
役所にも出すこともある
ポンチ絵
現場や、連絡調整その場で書かれる概要図
系統図の概略的なもの、当該施工範囲での部材の指示など
系統図(建築、設計)
断面的に、全体的に、
配管がどういう径でどこのフロアーのどの機器から
どう配管されるかの概略図、
これだけで十分でないことも多いので
ポンチ絵に落とし込んで、
実施工に再反映することも多い、ここから
実施工の全体が見えてくるのでここが
見えていないと危険
全体の流量などを担保できている設計かそうでないかか、
行政や建築の基準に沿った
規定通りの施工かを検討する部分なので、
ここでの落とし込みが甘いと
大けがするので注意。
なので、もらいましたはい終わりでなく再度
検討をまず行う必要がある。
外構設備図(建築、設計)
建物の外回りの仕上がりの詳細とレベルの出ている、
下水のますや水道のメーターや
その配管等と他の外構工事のものとの収まり、
ルート検討に必要。
ない建築さんでは、
あったとしても、再度配管ルート、おさまりを再検討する
排水ならどういう、ライン、ルートで
公共汚水桝まで接続するか、など
配管経路図(衛生)施工図(衛生、空調、ガス、換気、消防、電気、昇降機)
- 衛生(給排水)
- 空調
- 換気
- ガス
- 消防
- 電気
- 昇降機
建築図面や建築の指定する施工要領や見積りなどを含め、
外回りと内部の配管経路を検討する。
衛生であれば
- 土中埋設
- 屋内露出
- 屋内隠ぺい
- ピット内
スリーブの入れる位置、
外回りの配管と枡の位置、
給水の屋内の飛び込み位置、立ち上がり位置。
排水の立ち上がりと衛生器具からの
出のルート、と順番
通気のルートと収まり、
PSの位置とルートと
基礎での通せる部分、スリーブを入れる部分、
入れない部分、
基礎の天端からの仕上がり面の確認。
RCの場合は施工図やさんに外注
する際の梁貫通と地中梁での起点の
枡のFL、GLでのスリーブ位置と
公共汚水桝までのルートと深さの確認、検討。ルートによっては
公共汚水桝の深さの変更を伴う掘削の検討、
下水道本管の位置と深さ、
当該案件の敷地平米数に伴う事前協議の有無の確認。
当該行政の
深さとますの種類の確認。
水道であれば、所帯数と階高と給水方式に伴う
取り出し口径の確認と近隣配水管の径と位置の確認。
設備屋の図面(役所編)
役所編です。
何で役所編があるかというと、他業種さんはわかりかねますが、
設備屋さんは役所への提出図面が業種にもよりますが、多めです。
衛生中心の業種に限る部分でしかお伝えできませんが、
それ以外
排水設備計画申請図(下水道局)
下水道管理者というのがだいたいは
地方自治体毎にありますので、そこの
ルールを核にして、地場の施工店が指定を
(ライセンス)を持っているので、
そこに施工、無理なら申請だけ代行したりすることもあるでしょう。
ローカルルールの塊なので、施工前によく確認しておくといいです。
雨水はここでなく道路課や開発関連の課(雨水流出抑制関連)
の場合がありますので注意
給水装置工事設計図(水道局)
水道事業者(水道局)毎に指定給水装置工事事業者(地場の指定店)がありますので、
量水器の払い出し方法、給水方式毎のルールなど規定がありますので、確認するとよいでしょう
道路掘削図(道路課)
道路種別毎の掘削ルールがあり、場合によっては半年以上施工にかかる場合がありますので
着工前にインフラ計画で逆算して工程を組んでおくとよいでしょう。インフラ業者が代行する場合
もあります
消防設備図面(消防署)
着工前の提出工事終了後の提出について期限があり、
建物う構造規模により
消防同意が建築確認の際に行われますので、
設備屋さんはそれに基づいて施工する
だけかと思いますが、種類によっては
設備屋さんだけで動くこともありますので
注意が必要です。
設備屋が図面作成上必要な図面
意匠も構造も全部必要建築図面全部いる
ひろいいみでは設備屋の「図面作成上必要な図面」
というくくりでは設備屋の必要とする図面となる
かもしれないので書いておきます
なぜなら配管の位置を考察、検討、おさまり
するには、
どこを配管することができるのか?
具体的には
意匠図
構造図
設備図
(ぜんぶです)
おなかいっぱーい!
50枚入社後に1現場で印字したときの気持ちです。。
雑談
私、全然わかってませんね。
体系的でないというか。現場毎にウェイトやボリュームも違いすぎ
多分書き直し、でもこの記事でもGOですが。
図面ワールドは
全体的には代行業者さんや分業化を進んでいるとか、BIMとかおしゃんな話は
いいけど、素朴な疑問
「きちんと育つ人は潤沢ではない」
という人手不足感はどこでも感じます。
これ書き出すと10記事くらいになりそうなので、あれですが。
先日とあるせこかんさんが、人間の仕事ではないと意見されていました。
みんな朝一から22時くらいまでやっている世界
施工管理さんでこれですから、細かい作業を外注してウェイトを減らすのは
みきれんわ!というのが本音だろうと思います。
結果、当然ですし、全部
仲介しまっせ!楽でっせ!ばかりになる。
結果身につかず、ノウハウ残らず悪循環。の会社さん。
かといって内製で全部つぶせるほど時間と人はなし。
金優先だから。しかも土曜はやすませろ!
お金はもうからんとざさん!が会社の本ねですから。
まあ大事にしたものが残るのでしょう。
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