セットバックがー
とか言われたがよくわからないんですが
どうやって調査すんの?
そんな時間も予算もないとき
現地である程度目処つけることはできないの?
はじめに結論:4m道路に2m面して建物たててOK2項は除く中心線から2mづつ分け合う近隣も見よう
という方向けの記事となります
この記事では
- セットバックの範囲がわからなときの調べ方が知れます
- 役所調査の時間がとれないときの現地での確認方法が知れます
本記事の内容
- セットバック役所調査その前に
- 現地で確認する方法
- 道路種別管理者によってケースバイケース
- 最近の事例
セットバック役所調査その前に
- 道路法
- 建築基準法
- 固定資産税台帳上
道路種別について複数のレイヤー(層)があります
ん?レイヤー?コスプレいや?
まあ、まあ近いです
ミルフィーユみたいな
おおむね3ー4層構造です
なんか太巻きみたいな感じ?
- たまご
- かんぴょう
- でんぶ
- きゅうり
みたいな感じです
みなさんは大体の場合、
道路に上下水敷地内に
- 第一止水栓と給水管や
- 公共汚水ますと取り付け管
引き込むんだけど
あれ今回の新築セットバックあったっけ?
ということがあると思います
水のバルブと公共汚水桝どこつけりゃいいの?
というかいまだにセットバックイマイチわかんないやー
これしくじると直しがタイへんなんでというか追加もらわないとできないレベル
調べとくか返答なしでつけても
違うとかなっても費用はそっちもちだから
くらいのジャブメールは入れておきましょう
とはいえ
こちらも専門業者としての理解はしておくほうがいいかともおもいます
理由は
なんでも元請けのせいにして来る業者をいつまでも
使ってはくれないからです
んじゃいきます
行政により、案件により違いがあるという点は
ご理解ください。
道路法(※これうちが管理するから!基準)の世界
道路課に行き道路台帳を見ましょう
境界確定の部署で当該の土地の道路の扱いについて聞きましょう
区や市町村の道路なら
それぞれの役所で道路課がありますが
都道府県道
や国道の場合は
窓口が違いますので気を付けましょう
国道などは一般の事業者の人間を受け付けないところもあるようですので
事前にセットバックを調べたいのですがと聞きましょう
まあ国道でセットバックはあまり聞かないですがあ、あった
昔ありました
道路のはばであるどうろふくいん(道路幅員)が大きいので
かくふくなどといったりします
事前の協議の有無なども確認しておきます
水道やさんレベルであれば建築さんとか設計さんが
やる仕事なので不要かと思いますが、
道路占用取得には道路台帳や道路種別や舗装の構造などや
規制の有無や舗装の方法や規定などを確認するでしょうから
まあ同時に聞いておくのも方法ですよね
私道
公道
道路管理者
道路台帳
まあ現況こうだけどそういうことは
あそこで聞いてとか言われてバイバイします
建築から貰えたら割愛可能ですが
建築基準法(※たてものたていーですだめです!基準)の世界
建築基準法上のとかまじカッコいいですが
簡単に言うと建物たてていいかだめか
それだけのことです
なんか大上段とかいわんかおおげさすね
42条の2項道路とかは
下記の通りですが結構セットバックしがちです
理由はとりあえずまあ4mねえけどそういう道だからたてといていいよ
まあたてかえのときは4mにするために後退してね
という理由からです(か?)
新築の場合
道路種別
- 4〇条〇項道路(まあいっぱいあるけど41-1が普通)
- 42条2項道路4mないけど建てていいよーただ立て替えるならセットバックしてー
- 位置指定道路(私道だけど4m接道してたらたてていよー)
“`
固定資産税台帳上(この広さだから今年これだけ金くれ!基準)
ようは面積小さくなるから年貢も多少変わるからね
という部分なので
あまり設備屋さんの仕事の上では
関係ないですが、一応知っておいたほうがいいかもだから
書いておきます
- 地方税法
- 国税庁
- 税務署
公開空地(こうかいくうち)亜種
なんかでかい敷地だと
うちの土地だけどなんか規制の緩和になるらしいから
歩道として使っていいよ!
みたいな土地を持つ建築主と行政との取り決めの
謎ゾーンがあります
この場合扱いが水道と下水で
設置の可否について違いがありますので
注意してください
だいたい宅内扱いの場合が多いですがよう確認です
開発に絡む絡まないで条件が違う場合もあります
でかい土地建てさせてあげるけど
一般の人に歩道風味なもんあなたの敷地に作って
その代わり建物たてる制限の緩和してあげるから
という行政のソフトカツアゲです
赤い線の右がひらたく言うと「宅内」です
「公開空地」という形で歩道をあげちゃうオーナーの腕の見せ所です
宅内なので
汚水桝や
量水器や
宅内第一止水栓が
いっけん道路にあるようにみえますが
宅内扱いの場合が多いです
その時は
事前に
道路管理者
下水道管理者
水道事業者
の〇を双方でもらってから進めるといいです。
道路拡幅事業に絡む
大きい道路をその一帯で作っている場合です
市町村→都道府県
と道路管理者も移行している
最中の場合が多いですが
移行する担当が市町村の道路かとは別の土木課だったり
都道府県の拡幅の事業体だったりバラバラです
まあ大体拡幅後の位置に
引き込む場合がほとんどですが、
よく道路管理者下水道管理者水道事業者との調整打ち合わせが
ほぼ必須です、まあ大体エリアの上下水の担当が
その規模であれば把握しているケースがほとんどなので
確認するほうが早いでしょう
セットバックの考え方全体としての傾向
有無しなくていい
する
いま
そのうち
しない
協議
いる
いらない
セットバックの確認方法「何も情報がねえ!」
設計◎
建築◎→〇
施工管理〇
見積り担当〇
業者◎◎
先進まないんだけど!
HP
現地で確認する方法
現地
中心線ピンから2m
“`
隣地4方全体
お向かいから4m?
注意すべきパターン(わかちあいの心)
お向かいさんの敷地が
セットバックするのか
しないのか
したあとなのか
したあとなら
4mマイナス現況の値
お向かいがセットバック済みの場合
現況3.75mの場合
0.25mセットバックするかもー
と推察ができます
こんな感じ
協議済みでその路線のL型などの全体のセットバック時に行政に施工してもらいますが、
今回の建物ではブロックを積まないとか
そういう状態でいったん終わらせましょう
となります。
ようは今は宅内だけど
路線全体で工事するとき行政にあげますよという状態です
お向かいがセットバック済みでない場合
現況3.75mの場合
中心点のピンを探してある場合
2mプラス2mなのでそこから2m
の値
仮に中心点から(この写真ではない)
あるケースとしては建築が測量やに入れさせる場合
1.85mの場合は
あと0.15mセットバックするかもー
となります。
が、
中止点(2mプラス2m)のピンなどを測量やさんが
打っていたりするケース
でない場合は
推察ですが、
10mくら離れたところから
その道路の路線をみてみましょう
そうすると、
2ー3件となりの家が
比較的あたらしく
セットバックしているケースなどがあります
その値を参考にして
だいたいこのくらいセットバックするかもー
と軽く
推察ができます
道路種別管理者によってケースバイケース
だいたいこの両方のわけあいのパターンでは
42条2項道路のパターンが多いです
にこうどうろ
とかいいます。
ようは4mきれいにあれば建物たててOKだけど
4m満たしてなくてもむかしからある通路だし
多少うねうねしてても建物たてている既存の建築物について
は文句は言いませんよ
ただし立て替えるときはきちんと
通常の基準でやることやってくださいね(=セットバック見込んでおいてね)
となるということです
結構、給水でも消防でも
既存不遡及の原則は
いろいろなところでみかけます
役所や道路管理者によって扱いが変わるケース
とわいえ
官民の境界にはL型側溝をいれなさいとか
U字側溝などをいれなさいなどと
色々ローカルルールがあり
それに則した施工を
建物をたてるタイミングで
お施主さんに費用負担をするのはちょっと酷だよね
という部分を理解して?いる行政などは
側溝はそのままでいいけど、建物はもちろん
敷地面積もセットバック後の部分まで
下げておいていいですよ
という協議を交わす場合もあります
また、セットバックでも大きい道路で
10mとかなると
厳密にはその土地の徴収ということになるので
適切な対価を出したりする場合もあるそうです
そのラインはケースバイケースなので
一概には言えないということです
最近の事例
あんまり言えないですが伝聞レベルってことで
600平米前後の土地5区画分筆
現行2項道路
監督と話になるのは
- どこの道路か?
- 私道、市町村区道?
- 道路中心ピンある?
とかですね
で、どこまで下がるなど、
近隣の下がり方で2mをどこでお向かいの土地と半分こしているか?
とかが話題です。
所詮水道屋ですが、
上下水の引き込みには必須です
間違えるとやりなおしの怪我大きいですから。
関連記事です