建築設備機械設備全般

下水図面の書き方での検討事項は5つ【初心者向け】

 

下水図面書き方

下水道図面の書き方での検討事項はなんだろう?

主に宅内の話なんだけど道路上とどう違うの?

という疑問におこたえします。

はじめに結論

ますは深さと立ち上がり管サイズと管種管はメインと枝で管サイズと管種と深さと地盤高

です。

この記事では

  • 排水設備の図面の書き方がわかる
  • 排水計画の基礎がわかる
  • 排水設備工事責任技術者の独り言がきける
  • 雨水の排水計画の基本がわかる

 

書き方詳細(宅内排水設備)はこちらに記載しております。

 

 

この記事の内容

  • 雨水の処理という基本事項
  • 下水図面の書き方での検討事項は深さと位置
  • 下水図面の書き方での検討事項メインと枝と
  • 下水図面の書き方での検討事項立上り管種
  • 手順

雨水の処理という基本事項

ちょっと気を付けて欲しいケース

 

  • 大きめの敷地(例1000平米以上、500平米以上、300平米以上)
  • 大きめの建物の時
  • 下水道管理者との協議が必要(場所条件による)
  • 開発済みの地域
  • 沢山水を使うとき(例1日50立米以上

 

 

になる

それ以前の宅内の敷地の大きさを気にする

 

こちらの記事でも排水面積ごとの管のサイズを記載していますが

排水設備の勾配の基準1分で簡単把握排水設備の勾配の基準1分で簡単把握知りたいですかポイント3つです排水設備の勾配の基準1分で簡単把握について解説します是非ご覧ください...

 

大きい敷地だと太い管が必要となります

 

 

基準としては

1000平米(野球の内野とテニスコートサイズを足した広さ)

エリアによっては一戸建て150平米でも必要

になる。

(※150平米というとバレーボールコートくらいの広さです)

最低でも200平米を超えた時は

あらあらでいいので、スケッチを書いて、

この形の場合はこういう処理で良いかというのは、

事前に確認しておく方が良いだろう。

なんでもVUのφ100でいいわけではないからだ

当たり前のことだが、

宅内の雨水の処理が

合流式なのか分流式なのか、

道路上の本管は

合流式なのか分流式なのか

浸透についてはどのような形で行っていいのか、

浸透のオーバーに関してはどのような処理をするのか

と言う部分は最低でも確認しておきたい。

立会検査の有無も含めて細かいところは沢山あるけど

最低事項としてはこうなる

下水道管理者によりやり方や基準が違うので

あまり細かい「こうである」はできない。

ただし排水設備責任技術者という基準で

ほぼ全国統一されているルールもあるので

見ておくといいだろう。

関連記事のせときます!

https://setubimemo.com/%e6%8e%92%e6%b0%b4%e8%a8%ad%e5%82%99%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e8%a8%98%e4%ba%8b%ef%bc%95%e9%81%b8/

下水図面の書き方での検討事項は深さと位置

結論は出てますが、下水図面で一番初めに検討するのは深さと位置です。

なぜなら、どんなに立派に計画をしても、「流せないと意味がない」からです。

  • 計画レベルなので、現場での再度の懸念事項の洗い出しと調整は発生する前提ですが、潰せるものは事前に潰すのが計画段階でのやることだからです。具体的には
    ・下水道台帳での公桝の位置と深さを確認
    ・現地での公桝の位置と深さを確認・下水道台帳での下水道本管の位置と深さを確認・現地での下水道本管の位置と深さを確認

    がはまりとなります。

    まあ、いいジャンとりあえず

  • φ100VUで土被り
  • 20センチで一番奥から配管して、
  • 公桝っぽいのあるからさー、最後にあれー?たんないやーとなったら、
  • 上に言えばいいしという方法もアリ?かと思いますが、下水図面の書き方での検討事項は深さと位置(固着箇所≒公共汚水桝)を確認

するといいですよという話です。

下水図面の書き方での検討事項メインと枝管の径

下水図面の書き方での検討事項メインと枝管の径

・(外回りの)メイン管→枝管を拾って公桝へ流れていく枝管よりも径の大きい管

・(外回りの)枝管→屋内(たてもの)から外回りに出てメイン管(主管とか横引きの管)へつながるメイン管よりも径の小さい管

これ以外にたてかん、屋内の主管、枝管、通気管、雨どい、などがある

なぜなら

器具(衛生器具)からでてくる排水、雑排水などの汚水と雨水を流して排出する必要があるからです

(雨水を宅内でどこまでどうするという話はまた後日)

具体的には

・枝管<メイン管です

・排水人口や合流(雨も流す)の場合は雨水の排水面積によりメイン管の径は決められています

※設備手帳

 

下水道管理者の要綱などを役所で取り寄せるもしくは排水設備責任技術者のテキストなどで確認してください・

結局施工者が桝と管材を購入して配管する必要があるので

その見積もりにも施工可否にも影響する部分となります・

当該エリアの雨水の処理により、宅内どこまでを合流、

分流かにより、メイン管枝管の径も変わります

・メイン管枝管を何mまで配管していいか?

というルール(原則管径の120倍(メイン))

が下水道管理者で決めてますので

そちらも必要な情報となります。

まあ、指定店ないし、職方だし100でOK

とりあえずやっとけばいいしょ?と配管後、

下水道管理者から直せ!と言われる

 

まあそれもあるよねー

というのもアリ?ですが、事前に計画しておくといいかもしれませんね

 

で具体的には

・公共ますの深さを調べる

・配置図平面詳細図でマスの位置を決める

・公共ますまでのルートを図面に落とす

・障害になるものや高低差を加味する

まあ適当に!もアル?かと思いますが

最低ラインとしてこのくらいは大事です。

手順

  1. 敷地面積を確認
  2. 行政の雨水の規定と協議対象か事前提出書類を確認
  3. 下水道事業者の協議対象か否かを確認事前提出書類を確認
  4. 下水道事業者で本管は合流か分流かを確認
  5. 下水道事業者で台帳と配置図にて宅内の雨水の処理を確認
  6. 同様に用途を伝え敷地面積を伝え雨水の計画概要と適合条件を伝えメインの管径を確認
  7. 上記と同様雨水の処理の方法接続の可否と方法を確認
  8. 排水設備の図面と書類を作成
  9. 上記を提出し受理される
  10. 受理されたら提出写真の有無と検査範囲を確認
  11. 変更が発生したら適合可否と検査範囲を相談
  12. 施工
  13. 竣工図作成前の現調と自主検査
  14. 竣工図提出書類提出
  15. 検査立ち合い
  16. 合格証の受領

以上でしょうか?

1件1件地域地域により条件は変わりますし、イレギュラーパターンはありますが、

だいたいこういった流れです

 

 

関連記事もありますのでよろしければどうぞ図面のみかたも書いてます

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