なんだかネットで見た浄水器のページで
ちょっけつ式だから〇〇!というページをみました。
えっとよく聞くけど、たしかに、正確にはどういういみ?
という方への記事となります。
A:直結直圧給水方式とおぼえよう
本記事の内容
- 直結直圧給水方式という意味での直結
- 増圧直結、受水槽とは別という給水方式の違いという意味での直結
- 直結給水方式デメリット
直結直圧給水方式という意味での直結
直結式給水という言葉は
給水装置のテキストではでてくる。が、
直結!というページがいう直結給水は
増圧でない直結直圧給水方式のことなのかな?
と想像してみる。
だとすると、はなしはもどるが、
直結式給水には
直圧式と
増圧式がある。
配水管からの直接の圧力で賄うのが、直圧式
増圧ポンプからの圧力で賄うのが増圧式となる。
そのほかには受水槽式があるが、
これは直結式給水とは呼ばない
そのくくりのなかたの高置水槽式と
圧力水槽式とポンプ直送式も直圧式とは呼ばない。
直結と受水槽の併用方式もある。
一般的には検索すると
水道局のページがたくさんでてきたが、彼ら基本
水道事業者ごとのルールもあるから、
注意が必要ですが、国の給水装置の主任技術者の試験だと
上記のようになります。
–直結式給水をかりに直結直圧給水方式だとすると
水量と水圧が供給可能な範囲で供給することとなる方式です。
なんでこういったちゅうぶらりんな表現かといいますと。
「水圧がエリアにより違うから」
「場所(水道局)により、ルールが違うから」
となります。
具体的には、
水圧については、正確にはエリアどころか、時間帯により
水圧が変わります、想像すればわかることだと思いますが、
水の使い方は皆、都度都度違うからです。
かつ、近くの配水施設からの距離や、配水管の太さ(径)
などにもよります。
なので、水理計算が必要となります。
直結給水の直圧式は
衛生上は受水槽よりもいいが、エリアによるが、
高さや戸数により上限がある。(だから水理計算が必要となる)
断水時の貯留機能がない、断水するとすぐとまる。
これに加えて直結増圧式も増圧ポンプが止まると
一定階高以上は十分な水量が賄えなくなる。
ちなみに大きな工場など逆流のリスクの大きいところや、
断水のリスクの大きい病院やホテルなどは受水槽方式を
選ぶことが多いです。
また、直結増圧の場合は低層階で水圧があがりやすくなるので、
減圧弁の設置を求められることも多いです。
増圧直結、受水槽とは別という給水方式の違いという意味での直結
給水方式 | ||||
直結 | 直結直圧給水方式 | |||
直結増圧給水方式 | ||||
受水槽 | 受水槽方式 | ポンプ直送 | ||
圧力水槽 |
.なんか文言だとわかりにくかったんんで一覧にしました。
なので、水道屋さんと水道局では↑の図の前提でおしゃべりしますので、
覚えておくといいです。
なぜなら、この部分の区分ができていないとなんにもお話できないからです。
具体的には
当該の建物にはどの方式が給水方式として給水システム全体として(おおw)
適切であるか主任技術者としての考え、方針が示されるからです。(おおおw)
直結給水方式デメリット
結論から言うと
- 使い方によっては上流側を汚染してしまうリスクがある
- もととなる配水管が地震などで壊れた場合すぐ断水となる
です
理由は
- 貯めが効かないから
です
具体的に言うと
道路の配水管(水道本管)から宅内に入り、
タンク(受水槽)などで貯めないので
水が止まればすぐとまってしまう
また、工場などで、逆流などが発生すると
そのまま配水管経由で付近一帯の配水管も
汚染されてしまう(影響範囲)が大きくなる
からです。
まあ、そこまで沢山使わないよ
ということも多いので
正常時は気にしない人が多いですが
システムというのは不具合時も対応できるからシステム(仕組み)なのです
というのがこの場合
給水システム全体としての機能
となりますので、こういったことも考えておく必要があります。
なので
- 病院
- ホテル
- 工場
など、断水や汚染によるリスクの高いところは
今でもタンク方式を勧められる施設となります。