水道局などで子メーターはなど、
建築さんとか設計さんなどなどの方々で
水道屋さんや水道局さんから「子メータの分については」
などと説明を受けることがありますが、
いったい子メーターとはなんなんだろう?
という疑問もあるかと思います。
そういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 子メーターの定義はズバリこれ
- 子メータはだれのもの?→水道局により違うの3パターン
- 子メーターの読み上げ交換払い出し(出庫)の区分公設メータと私設メーター
- 子メーターがあるなら親メータもあるでしょう?のお話
子メーターの簡易定義はズバリこれ
「主に増圧ポンプなどのある多所帯の建物で、
シャフト内につくことの多い各戸用の水道メーター
またはメーターの先のメーター」
(※読み上げ(検針)、出庫、維持管理などの管理区分は、
水道局の規定ものであるときと、そうでないときがありその規定は水道局による
のでどこまで公設か私設は水道局や用途、給水方式により違うのでご注意)
ぼやかしましたね。なぜならば
水道局や給水方式や用途により言葉の定義が違うから
なぜならケースバイケースの場合や、水道局が変わると意味が
変わるようなので、そうしました。
また、店舗や共用メーターで子メータ(この場合増圧ポンプやタンク以下)使用できるエリアや、
給水方式(水の建物などへのくばりかた)に
よって変わるのでそうしました。
増圧ポンプや受水槽などのタンクは所有者(水道局でない)の維持管理
範囲なのでそのエリアに設置する公設メータの扱いは水道局による。
という部分です。
エントランス近くに土中の子メーターもあるので、例外も多いです。
具体的には
- 水道本管(配水管)→給水管→水道メータ→給水管→蛇口→人
となりますが、大きい建物だと
- 水道本管(配水管)→給水管→水道メータ→給水管→給水管→水道メータ→蛇口→人
となる場合があるからです、
水道本管(配水管)→給水管→水道メータ(親)→給水管→給水管→水道メータ(子)→蛇口→人
となり、大体水道本管から1つ目のメーターを親メーター、その次の各世帯で使うメーターを
子メータといいます。
口径(水道メーターの管の直径)は
想像の通り
親>子
となり、
メータの数は
親<子
となります。
なので実際は子メータがたくさんある(実体験上は最低2個ってのがありましたが)
2個以上あるときに使う言葉です。
正確な定義ではないですが、おおむね増圧ポンプがつくマンションで
使います。以前(現在も?)受水槽方式の場合でも使うこともあるでしょう。
それ以外は直結直圧という水道局メータ直!という場合が多いですね。
子メータはだれのもの?→水道局により違う3パータン
調べてみて初めて知ったのですが、
・子メータは常に個人のもの!(≒私設メーター)①
・子メータは常に水道局のもの!②
・子メータは水道局のもので親メータはない!③
とやりかたが水道局で異なるので、注意が必要です。
(まじかめんど!)
理由は施工の細かい規定は2024年4月から国土交通省と環境省(以前は厚生労働省)の給水装置の規定とは別に
費用の負担区分は水道事業者(水道局)で決めれるとことがあるからのようです。
(統一してほしいが、地域性と自治体≒水道事業者(水道局)の懐事情や処理限界もあるみたい(想像))
- ①はわかりやすく、親メータ→公設メータ(水道局管理)
- ②は親メータも子メータも(水道局管理)、私設メータは別で扱える
- ③は子メータは水道局のもので親メータはつけなくていい!
とバラバラです。これに権利金の話などが絡むとさらにちょっとアタイタイデス。
子メーターの読み上げ交換払い出し(出庫)の区分公設メータと私設メーター
具体的には
(※子メーター≒私設メーター
(ただし水道局出庫の水道局もある
②西京都(仮名)や③海崎市(仮名)は水道局出庫)
②のやりかたの西京都(仮名)と③のやりかたの海崎市(仮名)をベースにお話ししますが、
実はそれは他の地域では例外的で
その他の地方では定義が別であるようですし(①のパーターン)
実はそれが比較的一般的なようです。
つまり
- 私設メーター≒子メータ
親も子も公設も私設も水道メーターは8年に1回交換しましょう
なぜなら計量法で定められているからです
具体的には
公設メーター(親メータ((主に水道局が出庫する)→水道局(水道事業者)
私設メーター(出庫はお施主さん)→お施主さん
となります。
8年でけんまん 検満.という期限を迎えますのでその前に変える必要があります。
→水道メーターの8年とは
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水道のメーターのふたなどを空けるとだいたいシールなどで記載されています。
また水道局ではデータで管理されています沢山ありますからね。
子メーターがあるなら親メータもあるでしょう?のお話
?おや
親メータではなく子メータということです
親メータがない!という水道局もあります。②の海崎市(仮名)
いや!親メータある!という水道局もあります。
つまり、水道局(正確には水道事業者)ごとに基準が違うということです。
≒マンションの書く世帯の近くのドアの中(PSパイプシャフト、パイプスペース)
など、給水管の引き込み位置から遠い位置につく水道局のメータ
となります。
親メータがある場合(有料の場合と①のような場合無料)の水道料金の場合があります
- ③有料
- ②無料
となります。②はじゃあなぜつけるのか?
建物全体の水量の整合性を確保するためと思われます。
子メータの総水量=親メータの水量
であるわけです、(親メータが関所になるので)
そうでない場合、漏水や、メータなしでの配管、蛇口使用(盗水)
が疑われます。大きい建物ではそういった全体での維持管理の指標として
使用が可能となります。
子メータはどこにあるの?Aパイプシャフトが多い
子メータはpsパイプシャフトにあるね
パイプシャフトってなに?
一般的には、パイプシャフトは建物内の配管やパイプが通る垂直な空間を指すことがあります。
建物内の異なる階層やフロア間で水道管、排水管、通信ケーブルなどが縦方向に配置される場合、パイプシャフトはこれらの配管やケーブルを保護し、アクセスやメンテナンスのために使用されます。
パイプシャフトは通常、壁や床の一部として設計され、配管やケーブルを収めるスペースを提供します。また、パイプシャフトには通常、階段やエレベーターの周りに設けられたスペースも含まれます。
パイプシャフトは建物の設計や構造において重要な要素であり、建物の機能性とメンテナンスの容易さを確保するために設計されます。
私設メータと公設メータの見わけかたA役所の刻印の有無
役所のマークがメータの蓋の周りにあるかないかですねー
水道メーターの刻印は、メーター本体に刻印された数字や文字のことを指します。これらの刻印は、水の使用量を正確に計測し、料金計算やメーターの管理を行うために使用されます。
一般的な水道メーターの刻印には、以下のような情報が含まれる場合があります:
1. 使用量の単位: メーターの表示単位が刻印されています。一般的には、リットル (L) や立方メートル (m³) が使用されます。
2. 最大流量: メーターが計測できる最大の水の流量が刻印されています。これは、メーターの性能や制限を示す重要な情報です。
3. 製造年月日: メーターの製造年月日や製造番号が刻印されていることがあります。これは、メーターの交換やメンテナンスの目安となる情報です。
4. メーター識別情報: メーターの識別情報や型式、製造元の情報などが刻印されていることがあります。これにより、メーターの特定や管理が容易になります。
メーターの刻印の具体的な内容は、メーターのメーカーや製品によって異なる場合があります。したがって、具体的な水道メーターの刻印については、メーター本体やメーカーの提供する情報を参照することが重要です。
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