1級2級管工事のコツ

水理計算を簡単に説明【条件って?図解で解説|初心者向】

 

 

水理計算の条件っていうけど
いったい何のこと?

 

という方向けの記事となります。

もいちどおさらい

水理計算上条件が悪くなる(≒水圧、水量が落ちる)

  • 高さが高い
  • 距離が長い
  • 管が細い
  • 同時に使われる量が多い
  • そもそもの水圧が低い

があります。

前回の記事でφ40での4世帯で「条件による」という

条件とはなに?という話です。

はじめに結論:配管の距離(延長)と階高と同時使用です

専門用語で覚えようとする

  • 計画使用水量
  • 瞬時最大
  • 時間最大
  • べき乗を用いた計算
  • 時間最大
  • 用途
  • @@;ー
  • @@;ー
  • @@;ー

 給水装置工事主任技術者の試験向け

  • 水理計算の問題を2-3題解く
  • これを数回繰り返す
  • テキストを読む

実務(役所提出レベル)

  • 管工事組合などで出しているソフトを買う
  • 専用CADソフトで図面を書く
  • 立面図(アイソメ)で末端最高位を書く
  • 値入力して可否をソフトに計算させる
  • 〇が出る口径になるまで再計算
  • 提出

設計者レベル

  • 用途と使用人数から計画
  • 口径を選定
  • 給水方式を選定
  • 流速2m毎秒以下である点を確認
  • 書類化
  • 提出
  • できるだけ図と書類と専門用語でこ難しくわかりにくく

 

まあいろいろな立場で実務作業手順は変わるということですね

流速2m毎秒(可能なら銅管だと1.5m毎秒以下でないと給水装置的には壊れるからNG

 

まあ過去簡易な水理計算問題解いた記事もあるのでよかったら見て見てください。

給水装置工事主任技術者計算問題1問オサライ【初心者向】給水装置工事主任技術者計算問題1問オサライ【初心者向】写真図解手順付!給水装置工事主任技術者計算問題1問オサライ【初心者向】を解説します。必見です。...

 

学術的にじっくり学ぶんだ!その時間はある!という方はテキストに従ってじっくりやってください(否定はしてません)

同時使用と距離は実務でどう使う?メータの位置+配管ルート

アパートの例を挙げて解説します。

建物の建つ位置、建ち方、配管の3パターンです

この記事では

  • 条件のいい場合悪い場合がわかる
  • 末端最高位の器具についてわかる
  • 系統図等の設計ができるようになる

 

本記事の内容

  • 水理計算を簡単にアイスクリームにたとえて説明
  • 水圧の条件が悪くなるパターン「階高」
  • 水圧の条件が悪くなるパターン「延長」
  • 水圧の条件が悪くなるパターン「配管(配り方」
  • まとめ

はじめに結論

高さ+延長+管径++動水勾配+同時使用を考えよう!

 

水圧の条件が悪くなるパターン「階高」

ああ

高さが水圧に影響するってきくけどどういうこと?

という部分ですが、単純に給水は圧送により圧力で

水を送っているので高さがあると「重力」により

押し返されるということです。

水理計算で一番圧力を減らしてくるのは同時使用を除いて「重力」であることを覚えておこう

9.8m毎秒毎秒

1の図と2の図同じ4世帯でも

どちらが条件がわるいでしょうか

1の図(横長の建物)

2の図(横長の建物)

※断面図となります。

1の図は建てに「4階のビル」とでもしましょうか

2の図は横並びの「1階建て長屋木造アパート」とでもしましょうか

(※あんまりないか)

言わずもが1の図となります。

配管ありだとよりわかりやすいかと思います

1の図(配管あり)

2の図(配管あり)

図の蛇口の位置を

末端最高位≒一番条件の悪い箇所

となります。

条件が悪いのは階高(高さ)があるほうとなります。

ヘッドとか階高とかによる損失とかいいます

水圧の条件が悪くなるパターン「延長」

菅の摩擦損失などという部分です

次に

3の図と3の図同じ4世帯でも

どちらが条件がわるいでしょうか

3の図

接道面の多い土地

4の図

敷地延長の土地

仮に平屋としておきますか

接道面の多い敷地

条件が悪いのは?

長さがある分

敷地延長のほうが条件が悪くなります

 

「距離が遠くなると水圧が落ちる」

と覚えておきましょう

 

ここまでのまとめ

水圧が落ちるところは

  • 高さがあるところ
  • 距離があるところ

となります。

 

 

水圧の条件が悪くなるパターン「配管(配り方」

こちらは水道メーターも想定しますか

5メーターを道路直近に設置しφ20で給水管を長い距離敷設

 

6の図(建物直近までφ40で配管しφ20のメータを建物直近で設置)

 

 

どちらの条件の場合が水理計算上の条件が悪いか

まあ5の図が条件が悪いです。

条件が悪いのは配管が細く延長が長い場合もとなります

「できるだけ太く持っていく」という表現があります。

それは、延長による圧力損失をギリギリまで減らす

という「延長」の考え方の派生系です。

 

まとめ

たて4世帯
よこ4世帯
道路直近敷地4世帯
敷地延長4世帯
敷地延長4世帯ドア前40→20
敷地延長4世帯直近40→20
と見てきましたが

 

まとめとして

  • 高さがある
  • 延長が長い
  • 管が細い

ケースとなります。
まあ同時に使う量が多い少ないは

4所帯40ミリ口径引き込み固定なので

また別の条件となります。

すべて後述のほうが条件が悪い

という形となります。

複数所帯の場合は

「できるだけ太い径で横引き、末端最高位の立管のルートまで持っていく」

のが給水系統図の作図の基本となります。

 

 

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