建築の会計のやりかたが通常の
複式簿記などと違うらしいけど
どう違うの?
という方向けへの記事となります。
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はじめに結論
- 表現が違う工事案件毎の処理が基本となる
この記事では
- 会計の素人目線での建築業会計のまとめがみれる
- そもそもの損益計算書の理解がすすむ
- 貸借対照表の理解が進む
本記事の内容
- 会計の素人目線での建築業会計の違い
- そもそもの損益計算書の理解と建築業会計の違い
- 貸借対照表の理解が進むと建築業会計の違い
会計の素人目線での建築業会計の違い
建設業会計の前に通常の簿記とかの勉強レベルですが。
会社さんだと
ちょっともの仕入れて売るお店との違い
あめを仕入れてお店にならべて半年から1年で在庫で売る
鉄筋コンクリートの水道工事を請けて1年で竣工させて工事を売る
- 商品仕入れ
- 売れる→入金
というお店流れと、
- 材料仕入れ
- 人が施工
- 竣工→入金
という工事流れ違いがありますが工事には「人+労力+その他}
が分散して発生するので。
完成工事高
木造一軒家なら3-6か月
木造アパートなら6か月から8か月
という仮の大雑把な工期があるとすると
ということです。
なぜなら施工は業者ごとの餅つきみたいなもので、順番に建物が
建っていく工程があるからです。
具体的には水道工事を例にとると
- 外部配管工事
- 内部配管工事
- 器具付け仕上げ工事
とものすごくざっくりでも3回は
人とモノが動くタイミングが発生します。
- RCだと内部の配管工事が階高分2-4週間毎
まあ、お店でも毎日のように仕入れが発生するので
そこまで違いはないのでは?
という意見もありますが、
イマイチわかりにくいので文言の違いだけ表にしてみた
建設業会計と商業簿記の表現の違いの表
商業簿記 | 建設業会計 | 簡易説明 | 備考 |
前受金 | 未完成工事受入金 | 先に元請けに先払いされたお金 | |
仕掛品 | 未完成工事支出金 | 先に元請けにつけであげた労力(未完成) | |
売掛金 | 完成工事未収入金(原価) | 先に元請けにつけであげた労力(完成) | 工事進行基準と工事完成基準がある |
売上総利益 | 完成工事総利益 | ざっくり利益 | |
買掛金 | 工事未払金 | 先に下請けにつけで働かせた労力、材料やで掛けで買った材料 | 労力:人工、材料、その他 |
え?未完成と完成の違いはなに?
決算期をまたぐまたがないが基準となるようです。
借方(資産) 貸方(負債)
この日本語まじでわかりにいくいけど。
そういうことです。
未完成工事支出金-材料費-労務費-経費
完成工事未収入金 完成工事高が貸方
工事終了
完成工事未収入金が借方(資産)
完成工事高が貸方(負債)
となります。
仕入れ(工事進行基準の場合)
完成工事原価が(売掛金)借方(資産)
未完成工事支出金が貸方(負債)
完成工事総利益(=売上総利益)
粗利出しに必要
未完成工事支出金-材料費-労務費-経費
完成工事高-完成工事原価(=売掛金)
となります。
完成工事未収入金
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