給水の配管の施工要領
みたいな視点で漏水を予防するにはどうするの?
という疑問にお答えします。
給水の配管の施工要領上漏水を予防するには
どうすれば良いのでしょうか。
耐圧試験をしっかり行う。
配管時と器具付け時に行う。
他業者との取り合い収まりを調整する。
それだけでしょうか。
- 耐圧試験を行う
- ノリの付け忘れを注意する(仮挿し時)
- 他業者との取り合いのタイミングと常時空圧
- 漏水をどうやって調べるのか
耐圧試験を行う
- 外部配管終了時
- 内部配管終了時
- 器具付け終了時
管種や器具の有無、建築さんの施工基準、
社内の施工基準、水道局の施工基準等ありますので、
それに倣いて行うことが大切です。
給水装置工事主任技術者のテキスト給水装置工事主任技術者のテキストにもありますが、
配管は1.75Mpa
器具付け後は0.75Mpa
が多いです
ノリの付け忘れを注意する(仮挿し時)
HIVP耐衝撃性硬質塩ビニル管はHIボンドなどの
通称(のり)でTS接続を行いますが、
継手と管がさしこめる(テーパー状)なので
のりをつけなくてそのまま施工を終わらせてしまい
後日その部分から漏水が起きる、というケースがあるようです。
しかもこの場合、TS接続で通水してもすぐに漏れないケースがある
ので、特に注意が必要です。
予防策としては
- 透明継手を使う
- 作業を中断しないする場合の養生でのマークなどを決めておく
などでしょうか。
他業者との取り合いのタイミングと常時空圧
配管時といっても、外回りと屋内の配管は
癖と勘所が違うようです。
屋内の取り合い
RC鉄筋であれば、
梁、スラブの配筋と構造上の基準に合致しているか、ルートは取れるか
木造であれば、
同じく梁や根太、壁厚、電気、ガス、空調換気配管との取り合い、等々
よく耳にするのが、配管は終わり、耐圧も掛けました。漏水はないです。
その後大工さんが釘で配管に穴を開けてしましました。
などという事例もあるそうです。
そこで問題になるのが、施工上の問題だけでなく、
人の割振りの問題となります。
とある地場の工務店さんは、気心の知れた各業種の職人さんが、いつもの
リズムで仕事をするので、相手の癖や、タイミングを見て施工が出きるので、
あまり取り合いで発生するロスも少ないです。
ただし、頭数が限られているので、施工できる棟数も限られています。
逆に今の時代は大体の新築の工事では分業化が進み、大量生産で経済性を先行させ
ますので、たくさんの棟、戸数を作成できますので、売り上げをあげることはそれでも可能ですが、その反面まるで知らないタイミングで
まるで知らない面々が各々のタイミングで施工を行うので、その分
上記のようなロスも発生しやすくなります。
しかしながら、納品物として漏れたら水道屋が悪い、と言われるのが現実ですから
(もちろんたの理由があればきちんと説明しますが)
それを加味して予防する必要があります。
それは各職方のたの職方との交流ですとか、自衛として、屋内の内部配管後は空気圧もしくは常時水圧をかけ、ゲージをエントランスにつけたままにし、もし他の理由で漏れれば即その場で理由がわかるようにするなどの方法もあります。
また初歩的なロスで発生しやすいのがTS継ぎ手でのHIボンド(のり)をつける前の
仮組みでの長さを確認したまま、ノリをつけ忘れるというケースも注意が必要です
外回りの取り合い、
ガス、下水、外構作業、土間打ち、基礎、コンクリートブロック
自転車、自動車の設置場所、量水器と仕切り弁の位置、
水道事業者の施工基準等々
意外と現場で見受けられるのが、都心ですと狭い敷地に目一杯の建物を建てますので、
配管のスペースは各設備屋さんはいつも苦心しています。
その中で、水道屋は大体のケースで下水も配管しますので、自分の下水の配管と桝が
水道の配管のルートに掛かるということも耳にしますます。
漏水をどうやって調べるのか
メーターのコマの回転の有無の確認
手順
- 家の蛇口を全て閉める
- 水道メーターを見る
- コマ(銀色)の部分の回転の有無の確認
3で回っている=どこかが漏れている
となります。
メーターの位置は下記の記事でご確認ください。
一軒家アパートで建物の外が土の場合
建物のまわりで、土が湿っている、
雨でないのに水たまりのようになっている
上記のような場所を探してみてください。
一般的に
メーターの下流側の漏水の疑いが高いばあい
その場所の特定として
外回りの配管(屋外)
共用部分の配管(屋内)
器具周りの配管(屋内)
と切り分けが必要です。
メーターの上流側(配水管引き込みに近い)場合
集合マンションの
シャフトのメーターの上流以外の場合は
大体水道局の管轄なので、連絡するのも方法です。
が、いつも対応無料とはまた対応可能かとも限りません。
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