「埋設の給水管についても
その深さってどのくらいならいいのか?
車道なのか歩道なのか宅内なのか、
位置はどのあたりがいいのか?今の家の埋設の給水管は
どこらへんにあるのかなどなど、よくわからないこと
だらけです」
そんな疑問にお答えできればと思います
- はじめに結論:水道管は大枠で3種類ありますそれは道路上の本管とその枝わかれの宅内への給水管により違うということです0.3m-1.2mとなります
この記事では
- そもそも水道管の深さは3つルールがあることを知れる
- 給水管の埋設深さが知ることができる
- 道路の場所本管近く車道歩道宅内による違いが知ることができる
- 配管そのものの埋設深さが知ることができる
- 道路管理者毎の給水管のまいせつしんどが違うことについて知ることができる
- まあこの本で学んだんですけど水道屋さんなら基本の内容です
- 土被り≒埋設深度≒管の上端から道路の歩くところまでの高さ(深さ)
管の上の部分からの距離というのがポイントです。
この記事では
- 給水管と配水管の付加さの規定の違いがわかる
- 給水管の付加さの規定の違いの理由がわかる
- 管理者のローカルルールについて知ることができる
本記事の内容
- 水道管の深さは3つルールある
- 配水管
- 宅内給水管
- 給水管(公道上)
- 埋設給水管深さが管理者で違う理由
- 東京都の例
- 給水管は深さどのくらいが適切なの?(埋設深度)
- 給水管はいったいどこにあるの?どう調べればよいの?(埋設位置)
- 給水管はどのような種類があるのか、大きさは??(管種、口径)
- 配管埋設深さそのもの排水なら宅内は土被り20センチの謎
- 水道管の埋設位置も知りたいんですが
水道管の深さは3つルールある
理由:水道管は主に配水管と給水管がありそれぞれルールが違うから
前提として 「配水管という太い管から細い給水管が宅内に入っている」
なので配水管より給水管は細いです。
この図は断面的ですが、わかりやすくするため管のサイズだけで示しています。
ただ実際は
こんな感じで配水管に穴を開けて給水管を家に引き込んでいます。
なのでこちらのほうが断面的には正しいです。
水道管の深さのルールも3つあります。
それは
- 配水管
- 給水管(公道上)
- 給水管(宅内)
の3つとなります。
図にするとこんなかんじ
なのでルールもそれぞれ違います。
①②道路上
①②配水管給水管(道路上)は水道局(水道事業者)と道路管理者
③宅内
③宅内給水管は水道事業者、(もしくは建築の施工要領など)
となります。
配水管
配水管は1.2mが基準ですが条件により0.9mという浅く入れることも可能となっています
宅内給水管
宅内は0.3mが基準です
建築の施工基準などもありますが、給水装置工事という国土交通省と環境省の施工要領で決められています。
給水管(道路上)
給水管(道路上)のものは
配水管で
まあ1.2mですが、
構造上その一番浅い場所にサドルという部品がつきます。
で1.2mのままの場合もありますが、
大体は浅くなります。
0.7m
0.9m
など道路管理者により違います。
ドンと宅内0.3mになるのが理想だが構造上そうはならないんですね。
現実的には給水管は舗装厚+〇〇センチなどのルールで
道路管理者が決めてい(埋設深度)まいせつしんどといいます
舗装圧って
道路の厚さも道路課が決めています
- アスファルト
- 砂利
- 砂
なんですが、
大きい道路と小さい道路により違い
砂利から何センチ以上は深く給水管を入れてね最低は〇m以上にしてね
みたいなルールを決めています。
これを無づかしい言葉で
給水管の埋設深度といいます
1.2mの配水管のサドルが付くのでその時点で1.0m前後
サドル(給水管と配水管のあなあけ配管部材)付き分水栓の記事はこちら
それから宅内へ無あってだいたい0.9m前後(ここが道路管理者規定部分)で
車道をはしり官民境界で宅内で0.3mに上がるものとなる。
道路管理者 | 水道事業者 | ||
宅内 | 〇 | ||
道路 | 〇 |
埋設給水管深さが管理者で違う理由
水道事業者のルール≒水道法
道路管理者のルール≒道路法
消防のルール≒消防法
と同じで、100%イコールでない部分があり、
それぞれの裁量の部分があるから。上記記載
(想像)
です。
地方自治体によって
- 地方性
- 風土機構
などさまざまなので
という理由です。
まあ水でいうこのまいせつしんど
埋設震度であれば、
沖縄と札幌では
凍結深度(埋設震度の親戚)も札幌は深くしないと
こおっちゃうね!
みたいなのがありますから。
一戸建て含む宅内では0.3+凍結深度mということです
毎回2024年4月から国土交通省と環境省(以前は厚生労働省)や毎回国土交通省が出張ってられないですよね
という部分かと思います。(つまり想像)
国交省は指針は出すけどあとは道路管理者毎にやって
みたいなノリが全部あります。
水道も2023年3月までは厚労省、それ以降は国交省と環境省
が全体の方針立てしてあとは水道事業者でやって
みたいな。
消防なら総務省が全体の方針だてしてあとは
かく消防長のいる都や市町村の消防本部などでやって
みたいな。
理由はわかりませんが、大体そういう流れとなります。
東京都の例
条例では1.2m
施工要領ではバラバラ(道路管理者毎)
となっている。
あまりいいたくはないが、
あんまり仕事しない人たちは二言目には
「条例だ!」
「法律fだ!」
といばるなのですが、きちんとした自治体は
そういうもめごとを起こさないように
- 施工要領
というものを作って基準を定めている
引用URL
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/g171RG00001801.html#:~:text=%E7%AC%AC%E5%85%AD%E6%9D%A1%20%E7%B5%A6%E6%B0%B4%E7%AE%A1,%E5%9F%8B%E8%A8%AD%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82
引用ここから
東京都給水条例施行規程
(給水管埋設の深さ)
第六条 給水管は、公道内の車道部分においては百二十センチメートル以上、公道内の歩道部分においては九十センチメートル以上、私道内においては七十五センチメートル以上、宅地内においては三十センチメートル以上の深さに埋設しなければならない。ただし、技術上その他やむを得ない場合は、この限りでない。
(昭四〇水管規程一八・全改、昭四八水管規程二四・一部改正)
引用ここまで
条例では1.2m
引用URL
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/files/items/20227/File/%E7%B5%A6%E6%B0%B4%E8%A3%85%E7%BD%AE%E8%A8%AD%E8%A8%88%E3%83%BB%E6%96%BD%E5%B7%A5%E5%9F%BA%E6%BA%96%EF%BC%88%E7%B5%A6%E6%B0%B4%E8%A3%85%E7%BD%AE%E7%B7%A8%EF%BC%89.pdf
引用ここから
車道 国道 舗装厚+0.3m
(但し、0.6m以下としない)
資料1参照
都道
区市町道 各区市町の取扱い
引用ここまで
施工要領だと道路管理者毎で
国道なら舗装+0.3m 0.6m以下としない
そのほか区23区ごとの違いを一覧化している
たまに拡大解釈とお勉強不足の職員が1つの事例だけで
窓口で吠えていて恥ずかしくないのかな?
と思うことものあるのだが、
きちんとした行政機関は扱う件数も多く
その分過去にはいろいろあったようである。
ルールをキチンとまもりながら
平準化、簡便化というものに十分配慮して運用していることが
よくわかる。
人間なんだから角を出して来たら角を出し返したくのが人情というものだ。
どこの自治体とは言わないが人的リソースと予算をいいわけにしないで見習っていただきたい。
引用URL
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/files/items/20227/File/%E7%B5%A6%E6%B0%B4%E8%A3%85%E7%BD%AE%E8%A8%AD%E8%A8%88%E3%83%BB%E6%96%BD%E5%B7%A5%E5%9F%BA%E6%BA%96%EF%BC%88%E7%B5%A6%E6%B0%B4%E8%A3%85%E7%BD%AE%E7%B7%A8%EF%BC%89.pdf
引用ここから
引用ここまで
大体の田舎は水道屋に道路占用も給水装置の承認もまるなげである
よって業者は道路管理者はみぎへいけ、水道事業者はひだりへ行け
みたいなことを言われるときがある。
そんな無責任なことをせずに、水道事業者側である程度は占用の取得を代行するのは
手間を惜しまず行う姿勢として学びが多い。
給水管は深さどのくらいが適切なの?(埋設深度)
埋設の給水管は深さとしては
- 宅内は0.3m
- 車道は0.6m
となります。
配水管は1.2mとなります。
が厳密には道路管理者と水道事業者によります。
土被りの図
道路(路盤)から管の上(上端(うわば)、管上(かんうえ))までをいいます
図は断面です。
車道は0.6m以上です。
(ただし取り付け口の配水の管は
1.2mの深さが標準で、
あとは道路の管理者により違います。)
なぜなら車道は車が乗るのでその分深く埋めます。
具体的には
路盤(土やアスファルトの上)から管の上の部分までの
深さとなります。(かんうえ)などという
(土被り(どかぶり)などといいます)
給水管はいったいどこにあるの?どう調べればよいの?(埋設位置)
埋設の給水管の場所の確認方法ですが、
現地と図面の両方となります。(え?掘れって)
更地なら職人さん手配でできそうですが、
公道なら近隣や道路管理者の許可が必要で
手間暇費用がかかります。
ちなみに
図面はあまりあてにならないことも多いです。(参考ベース)
現地の水道メーターと宅内1つめのバルブ
(第一止水栓(だいいいちしすいせん)、宅内第一止水栓という)
の位置の確認、場所によっては青色の
数センチの四角形の杭など(矢印で方向が記載されているものもあり)
(明示杭(めいじくい)という)ものがあるときもあります。
などを目安にします。
図面は水道局にある場合もありますが、あくまで目安で、
無料のところもありますが、
有料のところもあります。
身分証明書や、依頼されている場合は委任状が必要な水道局もあります。
給水管はどのような種類があるのか、大きさは??(管種、口径)
埋設の給水管の種類ですが、
配水管と給水管の図
配水管という太い管からの枝です。
平面で書くとこうなります。
まあ宅内にはバルブとメーター「Mに〇」と蛇口「△よこむき?」
が付きます。
「おい宅内バルブつけてそこまでは水道事業者で多少面等みてやるよ」
「おいメータつけろよお金もらうからな」
「おい蛇口つけとかねーと水がくさるだろうが」
「おい使わないならテッキョしとけよおまえの費用でな!」
ということです。
いえ。
- 「配水管の分岐から蛇口までが給水装置です」
そこまでの工事をするのが
給水装置工事指定事業者です
その主任技術者が
給水装置工事主任技術者です
つまり「すいどうやの社長やね」
こほん
- 給水管:私設管
- 配水管:公設管
ともいいます
まちまちです。水道局が決めてるので、
当該地の水道局で聞くのが
正解です。
- 公設≒配水水管
- 私設≒給水管
という認識でほぼOKです。
且つ
管の太さは
となります。
なぜなら彼らが決める権限があるからです。
(特に第一止水栓まで)、
宅内は結構いろいろ選べますが、
最近は車道上はステンレス鋼管、宅内はHIVP(塩ビのゴム入りの堅いもの)
が住宅などでは多いです。
そのほかにはPE管ポリエチレン管などもあります
PP管という2層のポリエチレン管の場合もあります。
水道事業者によっては鉄管の場合もあります。(ライニングありやなし?)
一昔前だと鉄管で中にライニング(塩ビやポリエチレンがコーティング?されているもの)
もあります。(まだ現役でもあるが施工性などを考えあまり一般的でないかも)
もう禁止?されているものでは鉛管があります(だいたいなくなってきてはいるがたまにある)
配管埋設深さそのもの排水なら宅内は土被り20センチの謎
本管から徐々に
イメージがつかめましたでしょうか?
給水は宅内30センチ(凍結深度を除く)
ですが
排水管だと宅内20センチ以上となります
土木の高価な道路の本に記載されているようですが
理由は不明ですが、
- 給水管<排水管
となるので(通常給水20ミリ<排水100ミリ)
その分浅くていいのかもしれません
あと、
- 給水管は有圧
- 排水管は勾配
で流れるので、排水管の起点の深さは
なるべく浅くしたいのが施工上の前提としてあります。
水道管の埋設位置も知りたいんですが
位置は水道局で調べて、関連記事に越境しているときとか、
引き込みとか管を太くするときとかの話も書いているんで
ヨロシクです。
位置とか変更とかそういうときまず必要な事前調査は
- 現地
- 図面
- 相談
の3つがあってプラスお施主さん建築さん不動産屋さん水道屋さんの要望の調整が
あるので、場合によっては近隣さん。
その流れだけ覚えておいてくださいね。
関連記事もありますのでよろしければどうぞ
https://setubimemo.com/%e6%b0%b4%e9%81%93%ef%bc%88%e6%b4%97%e9%9d%a2%e5%8c%96%e7%b2%a7%e5%8f%b0%ef%bc%89%e3%81%ae%e8%9b%87%e5%8f%a3%ef%bc%88%e6%b7%b7%e5%90%88%e6%a0%93%ef%bc%89%e3%81%8c%e5%a3%8a%e3%82%8c%e3%81%9f%e3%81%ae/
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